馬淵先生のケアマネジャー受験対策講座
ケアマネジャー試験で出題される介護支援分野、保健医療サービスの知識等、福祉サービスの知識等の3分野の中から厳選した〈必ず知っておきたいテーマ〉を解説しています。 講師はケアマネ試験対策のプロ・馬淵敦士先生。いっしょに合格を目指しましょう!
福祉用具と住宅改修
福祉用具と住宅改修は、どちらかが必ず出題されています。細かい部分よりも全体を理解することが重要です。
福祉用具
レンタルと購入がある
介護保険の福祉用具は、レンタル(福祉用具貸与)と購入(特定福祉用具販売)の2つに分かれます。レンタルが13種類、購入が6種類あります。
お風呂やトイレに関係するものは購入する
まずは数が少ない購入から覚えていきましょう。キーワードは「お風呂」「トイレ」関係です。
特定福祉用具販売の種類
②自動排泄処理装置(交換可能部品)
③排泄予測支援機器
④入浴補助用具
⑤簡易浴槽
⑥移動用リフト(つり具の部分)
自動排泄処理装置や移動用リフトの本体部分は、高価なためレンタルとなります。
要支援者や要介護1の人はレンタルできるものが限られる
次にレンタルです。
福祉用具貸与の種類
②車いす付属品
③特殊寝台
④特殊寝台付属品
⑤床ずれ防止用具
⑥体位変換器
⑦手すり
⑧スロープ
⑨歩行器
⑩歩行補助つえ
⑪認知症老人徘徊感知機器
⑫移動用リフト(本体部分)
⑬自動排泄処理装置(本体部分)

レンタルにはいろいろな種類がありますが、試験までにはすべて覚えておきたいです。
要支援1・2および要介護1の人は、一部の物品(⑦〜⑩と⑬の尿のみを自動的に吸引する機能のもの)しかレンタルできないことに注意しましょう。ただし、医師の判断と、サービス担当者会議等で必要と判断された場合は、特別にレンタルされることがあります。
住宅改修
付帯工事も対象となる
住宅改修のイメージは、簡単なバリアフリー工事です。住宅改修として対象となる工事と、試験で注意すべき点は次のとおりです。
①手すりの取り付け
工事を伴うものが対象。それ以外は福祉用具貸与。
②段差の解消
工事を伴うものが対象。それ以外は福祉用具貸与。
③滑りの防止および移動の円滑化等のための床または通路面の材料の変更
風呂の床を滑りにくいものにしたり、畳をフローリングに変えたりする工事。
④引き戸等への扉の取り替え
新設のほうが安い場合は新設にかかる費用も対象となる。
⑤洋式便器等への便器の取り替え
向きや位置の変更もOK。
①~⑤の付帯工事(浴槽の床の段差解消などによる給排水設備工事など)もあわせて対象となります。
⑤で間違えやすいのが「水洗化の工事」です。これは、バリアフリー工事ではないので住宅改修の対象とはなりません。
まとめ
この分野は毎年出題されます。同じような問題が繰り返し出題されていますので、ここで紹介した内容を中心として、「過去問」の学習も深めていきましょう。

馬淵敦士(まぶち あつし)
ベストウェイケアアカデミー学校長。介護福祉士、ケアマネジャーの受験対策講座を各地で開催し、アカデミー受講者の合格率は全国合格率を大幅に上回る。『ケアマネジャー試験過去問解説集』(中央法規)の代表執筆を務める。
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