馬淵先生のケアマネジャー受験対策講座
ケアマネジャー試験で出題される介護支援分野、保健医療サービスの知識等、福祉サービスの知識等の3分野の中から厳選した〈必ず知っておきたいテーマ〉を解説しています。 講師はケアマネ試験対策のプロ・馬淵敦士先生。いっしょに合格を目指しましょう!
医療系地域密着型サービス
医療系の地域密着型サービスとして、定期巡回・随時対応型訪問介護看護と看護小規模多機能型居宅介護が出題されます。ここでは、この2つの地域密着型サービスについてお話ししていきます。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護
定期巡回・随時対応・随時訪問・訪問看護を組み合わせたサービスである
定期巡回・随時対応型訪問介護看護では、利用者宅を定期的に訪問(巡回)する定期巡回サービス、緊急時に利用者や家族の通報を受けて対応する随時対応サービス、訪問の必要が発生した場合に利用者宅を訪問する随時訪問サービス、そして看護師等が訪問する訪問看護サービスを実施します。
ここでは、出題されやすいポイントをみていきましょう。
○一体型と連携型
一体型:1つの事業所で訪問介護と訪問看護を一体的に提供する。
連携型:訪問介護を行う事業所が地域の訪問看護事業所と連携してサービスを提供する。
○計画作成担当者
計画作成担当者の要件は、看護師・介護福祉士・医師・保健師・准看護師・社会福祉士・介護支援専門員。定期巡回・随時対応型訪問介護看護計画を作成する。
○ケアコール端末
利用者が援助を必要とする状態になったときに通報できるよう、事業者はケアコール端末を配布しなければならない。ただし、利用者が適切に随時の通報ができる場合は、利用者のもっている家庭用電話や携帯電話で代用してもよい。
○介護・医療連携推進会議
介護・医療連携推進会議をおおむね6か月に1回以上開催しなければならない。介護・医療連携推進会議は、利用者、家族、地域住民の代表者、医療関係者、市町村職員、地域包括支援センター職員等で構成される。
看護小規模多機能型居宅介護
小規模多機能型居宅介護+訪問看護を提供する複合型サービスである
地域密着型サービスでの出題が多いのが看護小規模多機能型居宅介護(以下「看多機」)です。看多機では、「通い」「宿泊」「訪問(介護・看護)」を実施することができます。
ここでも、出題されやすいポイントのみをおさえます。
○宿泊室
定員は1名。利用者の処遇上必要と認められる場合は2人にすることが可能。
○通いサービス
登録定員は29人以下。通いサービスの利用者が、登録定員に比べて著しく少ない状態が続いてはならない。
○定員の遵守
登録定員や利用定員を超えてサービス提供を行ってはならない。ただし、災害等やむを得ない事情が合う場合は、定員を超えて受け入れることができる。
○運営推進会議
運営推進会議をおおむね2か月に1回以上開催しなければならない。運営推進会議は、利用者、利用者の家族、地域住民の代表者、市町村職員、地域包括支援センター職員等で構成される。
○併用可能なサービス
登録者は、居宅療養管理指導・訪問リハビリテーション・福祉用具貸与を併用して利用することができる。住宅改修・特定福祉用具販売も利用可能。
まとめ
医療系地域密着型サービスの出題は近年増えています。出題傾向をふまえると苦手項目にすることはできません。『過去問』を中心に、今回まとめた基本知識を中心に、繰り返し学習を進めていきましょう!

馬淵敦士(まぶち あつし)
ベストウェイケアアカデミー学校長。介護福祉士、ケアマネジャーの受験対策講座を各地で開催し、アカデミー受講者の合格率は全国合格率を大幅に上回る。『ケアマネジャー試験過去問解説集』(中央法規)の代表執筆を務める。
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