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林先生の受験対策講座

林 和美 (はやし かずみ)

2019年の合格率が18.5%という超難関のケアマネ試験。この狭き門を突破するためには、ポイントを押さえた効率よい学習が不可欠です。このコーナーでは、「介護支援分野」について、その秘訣をガイドします。
※毎週火曜日更新!

プロフィール林 和美 (はやし かずみ)

国際医療福祉大学医療福祉学部教授。
研究領域は、ケースマネジメント・高齢者福祉・地域支援ネットワーク。特養、在宅介護支援センター勤務などを経て、教育の場へ。現在は大学でソーシャルワーカー育成に尽力されています。

2020ケアマネ試験

第8回  第3単元「保険事故」 2回目

 正答については、(1)~(10)が〇で、(11)~(20)が×ですね。
 先週のキーワードを理解して、ワークブックを熟読すれば「保険事故」の問題はクリアできると思いますよ。 今回間違えてしまったところは注意してくださいね。

 ちなみに、近年(過去5年分)の「保険事故」、つまり「要介護認定」に関する問題は、次のとおりですので、掲載しておきます。のちほどお話しますが、ここ5年ほどは、全く出題傾向が変更されていますので、びっくりしますよ。
 解答は  をクリックする見ることができますが、解説は来週しますね!

第18回(2015(平成27)年度)

問題16 要介護認定について正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 1 要介護認定等基準時間には、徘徊に対する探索が含まれる。
  • 2 要介護認定等基準時間には、輸液の管理が含まれる。
  • 3 市町村は、新規認定調査を指定市町村事務受託法人に委託できる。
  • 4 要介護認定は、申請者の家庭での介護時間を計測して行う。
  • 5 家庭裁判所には、申請権がある。

【正解】  1・2・3 

問題17 要介護認定における認定調査票の基本調査項目として正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 1 精神・行動障害に関連する項目
  • 2 身体機能・起居動作に関連する項目
  • 3 サービスの利用状況に関連する項目
  • 4 特別な医療に関連する項目
  • 5 主たる介護者に関連する項目

【正解】  1・2・4 

問題18 要介護認定における主治医意見書の項目として正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 1 認知症初期集中支援チームとの連携に関する意見
  • 2 心身の状態に関する意見
  • 3 社会生活への適応に関する意見
  • 4 傷病に関する意見
  • 5 生活機能とサービスに関する意見

【正解】  2・4・5 

第19回(2016(平成28)年度)

問題14 要介護認定、要支援認定の有効期間について正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 1 区分変更申請の場合は、6月間が原則である。
  • 2 区分変更申請の場合は、24月間の設定が可能である。
  • 3 新規申請の場合は、24月間の設定が可能である。
  • 4 新規申請の場合は、12月間の設定が可能である。
  • 5 新規申請の場合は、3月間の設定が可能である。

【正解】  1・4・5 ☛平成30年度より36月間の設定も可能となりました。 

strong>問題15 要介護認定の広域的実施の目的として適切なものはどれか。3つ選べ。

  • 1 第2号被保険者の保険料の統一
  • 2 介護認定審査会委員の確保
  • 3 市町村間の要介護状態区分ごとの分布の統一
  • 4 近隣市町村での公平な判定
  • 5 認定基準の効率化

【正解】  2・4・5 

問題16 要介護認定に係る主治医意見書における「医学的管理の必要性」の項目として正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 1 訪問薬剤管理指導
  • 2 訪問保清指導
  • 3 訪問栄養食事指導
  • 4 訪問歯科衛生指導
  • 5 訪問飲水管理指導

【正解】  2・3・4 

問題17 要介護認定に係る主治医意見書における「サービス提供時における医学的観点からの留意事項」の項目として正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 1 血圧
  • 2 飲水
  • 3 摂食
  • 4 排泄
  • 5 嚥下

【正解】  1・3・5 

第20回(2017(平成29)年度)

問題23 要介護認定について正しいものはどれか。2つ選べ。

  • 1 要介護認定等基準時間には、「じょく瘡の処置」が含まれる。
  • 2 要介護認定等基準時間には、「家族の介護負担」が含まれる。
  • 3 主治医意見書の項目には、「短期記憶」の問題の有無が含まれる。
  • 4 主治医意見書の項目には、「社会参加」の状況が含まれる。
  • 5 主治医意見書の項目には、「対人交流」の状況が含まれる。

【正解】  1・3 

問題24 介護認定審査会について正しいものはどれか。2つ選べ。

  • 1 審査対象者を担当する介護支援専門員が参加しなければならない。
  • 2 地域包括支援センター職員が参加しなければならない。
  • 3 原則として、保険者である市町村の職員は委員となることができない。
  • 4 審査対象者の主治医の意見を聞くことはできない。
  • 5 必要に応じて、審査対象者の家族の意見を聞くことができる。

【正解】  3・5 

第21回(2018(平成30)年度)

問題20 要介護認定について正しいものはどれか。2つ選べ。

  • 1 主治の医師の意見は、介護認定審査会に通知しなければならない。
  • 2 介護認定審査会の意見は、主冶の医師に通知しなければならない。
  • 3 介護認定審査会の審査及び判定の結果は、介護支援専門員に通知しなければならない。
  • 4 要介護認定等基準時間は、1日当たりの時間として推計される。
  • 5 要介護認定等基準時間の推計の方法は、都道府県の条例で定める。

【正解】  1・4 

問題21 要介護認定について正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 1 認定調査票の基本調査項目には、口腔清潔に関する項目が含まれる。
  • 2 認定調査票の基本調査項目には、主たる介護者に関する項目が含まれる。
  • 3 認定調査票の基本調査項目には、集団への不適応に関する項目が含まれる。
  • 4 要介護認定等基準時間の算定の合算対象には、疼痛の看護が含まれる。
  • 5 要介護認定等基準時間の算定の合算対象には、認定調査票の特記事項の内容が含まれる。

【正解】  1・3・4 

問題22 介護認定審査会について正しいものはどれか。2つ選べ。

  • 1 認定調査を行うことができる。
  • 2 認定の有効期間について意見を付すことができる。
  • 3 要介護状態の軽減のために必要な療養について意見を付すことができる。
  • 4 被保険者が受けることができるサービスの種類を指定することができる。
  • 5 被保険者に主治の医師がいないときは、診断を行う医師を指定することができる。

【正解】  2・3 

第22回(2019(令和元)年度10月試験)

問題21 要介護認定について申請代行を行うことができるものとして正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 1 指定地域密着型特定施設入居者生活介護事業者
  • 2 指定居宅介護支援事業者
  • 3 指定認知症対応型共同生活介護事業者
  • 4 地域包括支援センター
  • 5 地域密着型介護老人福祉施設

【正解】  2・4・5 

問題22 要介護認定の認定調査について正しいものはどれか。2つ選べ。

  • 1 被保険者が必要な調査に応じない場合は、市町村は認定の申請を却下しなければならない。
  • 2 新規認定の調査は、地域包括支援センターに委託できる。
  • 3 更新認定の調査は、指定居宅介護支援事業者に委託できる。
  • 4 指定市町村事務受託法人は、認定調査を実施できる。
  • 5 遠隔地に居住する被保険者から認定の申請があった場合には、現に居住する市町村が調査を実施しなければならない。

【正解】  3・4 

問題23 要介護認定について正しいものはどれか。2つ選べ。

  • 1 更新認定の申請ができるのは、原則として、有効期間満了日の30日前からである。
  • 2 新規認定の効力は、申請日にさかのぼって生ずる。
  • 3 介護認定審査会は、申請者が利用できる介護サービスの種類を指定することができる。
  • 4 要介護認定の処分の決定が遅れる場合の処理見込期間の通知は、申請日から60日以内に行わなければならない。
  • 5 市町村が特に必要と認める場合には、新規認定の有効期間を3月間から12月間までの範囲内で定めることができる。

【正解】  2・5 

第22回(2019(令和元)年度3月再試験)

問題16 介護保険法第7条に規定する要介護者又は要支援者の定義について正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 1 要介護者のうち第1号被保険者については、要介護状態の原因を問わない。
  • 2 要介護状態に該当するためには、常時介護を要する状態が6月前から継続している必要がある。
  • 3 要支援状態に該当するためには、常時介護を要する状態の軽減又は悪化の防止に資する支援を要する状態が6月前から継続している必要がある。
  • 4 要介護者のうち第2号被保険者については、要介護状態が政令で定める疾病によって生じたものに限られる。
  • 5 要支援者のうち第2号被保険者については、要支援状態が政令で定める疾病によって生じたものに限られる。

【正解】  1・4・5 

問題17 要介護認定の認定調査票(基本調査)について正しいものはどれか。2つ選べ。

  • 1 点滴の管理は、含まれない。
  • 2 徘徊は、含まれない。
  • 3 買い物は、含まれる。
  • 4 外出頻度は、含まれる。
  • 5 身体障害者障害程度等級は、含まれる。

【正解】  3・4 

問題18 介護認定審査会について正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 1 原則として、保険者である市町村の職員は委員となることができない。
  • 2 委員の定数は、被保険者数に応じて都道府県が定める。
  • 3 委員は、市町村長が任命する。
  • 4 複数の市町村で共同設置することはできない。
  • 5 必要に応じて、審査対象者の家族の意見を聞くことができる。

【正解】  1・3・5 

 近年の問題で明らかに異様なのは、要介護認定の基本調査の項目や、主治医意見書の内容にまで踏み込んだ出題が、5年前から見られるようになったことです。
 試験委員は問題作成のネタが詰まった宝箱を見つけたようで、こんな細かなところからも出題してくるんですよ。だから「合格しにくくなった」「受かる試験から落とす試験になった」といわれてしまうんですね。

 しかし、なぜそんな出題をするのでしょうね。ケアマネジャーに必要な基礎的な知識の範疇ではないですから…。
 でも出題されるなら、ある程度みておく必要がありますね。

 解説が、来週まで待てない…という人は、市販の過去問解説などをご覧くださいね。ただし、過去問題は古いものでもいいなんて思わないでくださいね。「過去問だけを何度もやっても受かる試験ではない」ことは、ここであげた5年分を見ただけでもわかりますよね。

 過去問題については、制度改正や基準改正などがありますので、当時の正解と現在の正解が変わってくるものがあるのです。前述の通り「過去問題だけで合格できる試験ではない」ので、過去問題を活用する場合は、解説が丁寧であるうえに改正についてもしっかりと対応できている新しいものを活用してくださいね。

 中央法規さんの『ケアマネジャー試験受験対策セミナー』の講師仲間の馬淵敦士さんが書かれている『ケアマネジャー試験 過去問解説集2020』はオススメですね。過去5年分の試験問題に解説をわかりやすく加えてあります。
 また。〇×問題のような一問一答形式で学習をしたい場合は、神奈川県介護支援専門員協会編集の『ケアマネジャー試験 過去問でる順一問一答2020』がオススメです。

 過去問解説については、それぞれの学習スタイルでどちらかを選ばれ、活用されることを期待しています。一問一答については、基本テキストの収載ページも明記されていますので、基本テキストを活用して学習している方は役立つと思います。

 さあ、今夜はもう少しがんばってみますか!!