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上野文規・下山名月が全国で触れた、出会いは一期一会 2007年05月

サービスの受け手としての責任

 この10日間、病院通いをしています。正しくは通院介助。思いがけず、患者家族になったのです。基本的に、人は自分の立場でモノを見たり考えたりするものらしい。
 たとえば、歩行者のときには車のマナーの悪さや優しさのない運転を嘆いていますが、自分が運転者になると、歩行者や自転車のマナーが気になり、ルール違反や無謀な行動に驚いて「車は急には止まれない!」などと叫んでいるのです。我ながら自分勝手だなぁと思います。
 同じように、普段は介護を提供する側にいて、利用者や家族をみていますが、今回のように患者家族となれば、利用者の立場で医療提供者側をみています。
 病院は変わったと思います。まず、呼称が「さん」から「さま」になりました。また、電子カルテになって他診療科の医師も患者も同時進行で情報を共有できるようになりました(以前、総合病院ではなくテナント病院と揶揄されていたことが嘘のよう)。医師、看護師をはじめスタッフの対応が親切丁寧になりました。病院の理念・基本方針、患者の権利について書かれたプリントを配られるなど、変わる努力をしていることを実感。
 それでは、医師はどうでしょうか。



『活字本』と『マンガ』、好きと嫌い…違いは何だろう

 よく小説やドラマ化(映画・TV)されるときは、物議を醸すものだ。「読んでから観るか、観てから読むか」。取り分け、配役に関しては、大論議(!?)となる。特にファンの多い人気シリーズは大変で、「あの役は、あの俳優ではない。イメージが全然違う!」などと、にわかに大量の評論家や解説者が現われ、賛否が分かれる。
 いや…厳密にいうと“否”の方に極端に偏る(笑)。それは、読者の側に“想像力”という力が働いて、文字に表わされていない情景や場の空気、登場人物がいる場合はその配役も含めて、壮大にプロデュースできてしまうのだ。では、マンガでは想像力が働かないのだろうか?



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プロフィール
上野文規・下山名月
(うえの ふみのり・しもやま なつき)
上野文規
介護総合研究所『元気の素』代表。専門は「地域ケア論」「ケースマネジメント」。全国を講演・講座・指導に飛び回るかたわら、施設などの開設準備にともなう「ひと・もの・はこ」の総合プロデュースを手がける。著書に「遊びリテーション学」(雲母書房、1999年。共著)、「入浴介護実践集」(ブリコラージュ、2002年)、「新しい痴呆ケア」(雲母書房、2004年。共著)などがある。

下山名月
民間のデイサービス「生活リハビリクラブ」創始者。現在は生活とリハビリ研究所研究員、元気の素スタッフとして、全国の老人関係施設への実技指導や講演、講座の講師などを務める。著書に「遊びリテーション学」(雲母書房、1999年)、「安全な介護」(ブリコラージュ、2004年。いずれも共著)などがある。
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