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山口晃弘の超幸齢社会の最幸介護術

山口 晃弘(やまぐち あきひろ)

超高齢社会を実り多き「幸齢社会」にするために、
介護職がすべきこととは?
元気がとりえの介護職・山口晃弘が紡ぐ最幸介護術。

プロフィール山口 晃弘 (やまぐち あきひろ)

介護福祉士、介護支援専門員。1971年、東京都生まれ。高校卒業後、設計士、身体障害者施設職員を経て、特別養護老人ホームに入職し、介護職・生活相談員を務め、その後グループホームの管理者となる。
現在、社会福祉法人敬心福祉会 千歳敬心苑にて人材育成担当。著書に『最強の介護職、最幸の介護術』(ワニブックス、2014年)がある。

著書

『最強の介護職、最幸の介護術』
『最強の介護職、最幸の介護術』

この国の未来はハッピーだろうか?

 衆議院選挙が終わりました。
 台風の影響もあってか、やはり投票率は高まらなかったようです。
 ワイドショー的な話題には事欠かない最近の政治。国会議員の皆さんは、いわばこの国を動かしている人たち。選挙で投票するということは、この国の未来を私たちは託していることでもあります。
 だけど、選挙期間中に話題にあがるのは、失言、それに対する各党のあげ足取り。公職選挙法違反、疑惑、はたまた週刊誌がすっぱ抜くゴシップな話題。  各党の政策の精査や議論よりも、視聴率が取れるからか、国民の関心がそちらに向いているのか、いずれにしても、この国の未来を託す人を選ぶこととはかけ離れた気がしてなりません。
 そんな中、ある候補者の街頭演説の話に共感しました。

 「子どもを社会全体で育てていくような、そんな国を作っていくためにはこれから一歩踏み込んだ国づくりをやらなくてはいけない。(中略)赤ちゃんがこういう場所で泣き出しても赤ちゃんを抱いているお母さんが周りから厳しい目を向けられることのないような、暖かい目線をしっかりともっていただけるような、そんな子どもに暖かい社会を私たち一緒になって作っていこうじゃないですか」

 なるほど。とてもわかりやすく、よい例えだと思いました。
 この方の場合は、赤ちゃんを例えにしました。誤解してほしくないのですが、これは高齢者の方にも言えることではないかと思うのです。
 現在の日本は、不寛容社会と言われます。これだけ認知症が社会問題としてメディアに取り上げられ、誰しもが高齢になれば認知症になる可能性があると分かっていても、実際にはなかなか受け入れられません。認知症高齢者の方と電車に乗ったり、ショッピングをしていたりすると、世間の目は冷たく感じられることが多いです。

 赤ちゃんと要介護状態にある高齢者。人生というのは、最初と最後に人の支援を必要とするのかもしれません。
 お母さんや介護家族が厳しい目を向けられるようなことのない社会。
 これが、この国のハッピーな未来なのではないかと思います。


お知らせ
2017年11月25日(土)東京でセミナーを開催します。
『介護とは何か? ~本当に大切なこと~』
【開催日】2017年11月25日(土)
【時間】10:00~16:00
【会場】NATULUCK茅場町新館3階大会議室
【受講料】7,000円
【主催】関西看護医療ゼミ

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