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和田行男の婆さんとともに

和田 行男 (和田 行男)

「大逆転の痴呆ケア」でお馴染みの和田行男(大起エンゼルヘルプ)がけあサポに登場!
全国の人々と接する中で感じたこと、和田さんならではの語り口でお伝えします。

プロフィール和田 行男 (わだ ゆきお)

高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。
特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は株式会社大起エンゼルヘルプ地域密着・地域包括事業部 入居・通所事業部部長。介護福祉士。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

ぶつぶつ


 今日は日本のあちこちで、「猛烈台風19号」に痛めつけられているのではないか。被害ゼロはあり得ないかもしれないが、大きな被害が出ないことを祈るばかりである。

 それにしても47都道府県が「台風直撃当事者」という規模の台風は珍しいのではないか。

 平成6年にデイサービスの実質的な責任者をさせてもらったときに、時の同僚たちと取り組んだ当時としては珍しかったであろう取り組みがいくつもある。

 当時は「措置の時代」で運営費は税金であった。

 その当時から、どういうわけか「おやつ代」というのが予算化されていて、デイサービスの場合は帰宅直前に「お茶とおやつ」を食べていただくのが普通になっていた。

 もちろん、お茶は職員さんがつくって配り、おやつは管理栄養士が献立化したものを配るのが僕らの仕事であった。

 僕も同僚もそこに疑問をもち、おやつは昼食後に町の中に買いに出かけることにした。

 たったそれだけのことであるが、当時としては「???」なことで(今でも?かもしれないが)、買いに出かける能力があり、自分が食べるものを自分で選ぶことができるのに「単純に与える」になっているのはおかしいのではないかということがきっかけである。

 ある駅前のビジネスホテルに宿泊した人に聞いた話。

 そこは24時間出入りできるホテルだが、フロントには夜間職員はいない。誰でもが自由に入れるのだ。

 朝食が付いているが食事係の職員はいない。袋に入ったパンが置いてあり、それを自由に食べていいようになっているので、部外者でも食えるってことだ。

 四階建てだというのにエレベーターはなく階段のみ。「なんともまぁ」ってな感じのビジネスホテルだが、感心したのは各部屋に「ガスマスク」が配備してあったこと。

 つまり夜間は職員がいないので、火災等が起こった際にはマスクを着用して自力で脱出せよ!ということか。

 まさに「自立型ビジネスホテル」なのだが、「自立型」はその分だけ利用料金は安い。ここも安かったそうで、納得感はあったようだ。

 つまり、できることをプロにしてもらえば、その分だけ支払うお金が高くなるのは世の常なのだ。

 できることまでしてもらって、それを公金でまかなっているのが介護保険だとしたら、世の常に反した仕組みということになる。

 自宅で暮らす人は、ピンポイントでしか支援を受けられないから、それ以外のことは自分でするしかない。「自分で」というのは家族や知人も含めて「自力でする」ということで、公金を充てないという事だ。

 ところが特養でも特定施設でも老健でもグループホームでも24時間入居型の介護事業は、本人ができることまでしてやる仕組みになっているが、それは世間の常に反しているばかりか、要介護状態になって自宅で暮らす人と比べても、おかしなことになっているということだ。デイサービスだって「お客さま」にしている。

 できることはでき続けられるように、できないことを取り戻せるように、本当にできないことはしてあげる仕組みが介護保険のはず。

 何度も何度も、このことは言わせていただく。公金の使い方として正しくないのだから。(ブツブツ)

写真

 皆さん、何に見えますか。バットマンカ―? 惜しい!!!

 これが「クルマ」に見えた人はかなりの「通」ですね。これはF1:フォーミュラーカーの“お重”です。巷で1台7億なんて言われていますから重ねて14億円ですわ。ハハハ(ひきつり)

 お値段もさることながら、この「メカ美」に僕は惚れ惚れしますね、たかが物(ブツ)・されど物(ブツ)。

 僕の「ブツブツ」だって捨てたもんじゃないと思いますが・・・ね。

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