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和田行男の婆さんとともに

和田 行男 (和田 行男)

「大逆転の痴呆ケア」でお馴染みの和田行男(大起エンゼルヘルプ)がけあサポに登場!
全国の人々と接する中で感じたこと、和田さんならではの語り口でお伝えします。

プロフィール和田 行男 (わだ ゆきお)

高知県生まれ。1987年、国鉄の電車修理工から福祉の世界へ大転身。
特別養護老人ホームなどを経験したのち99年、東京都で初めてとなる「グループホームこもれび」の施設長に。現在は株式会社大起エンゼルヘルプ地域密着・地域包括事業部 入居・通所事業部部長。介護福祉士。2003年に書き下ろした『大逆転の痴呆ケア』(中央法規)が大ブレイクした。

言葉のエネルギー


 僕の言葉が
 ときに人を勇気づけ
 僕の言葉が
 ときに人を傷つける

 同じ自分脳から放たれた言葉でも
 同じように使う言葉でも
 僕以外のヒトは僕とは違う脳で受ける

 言葉を獲得したホモサピエンスは
 他の二足歩行種を圧倒し
 この星を席巻したようだが
 人類を豊かにすれば
 人類を破滅にも追い込む
 人類以外の生き物を豊かにすれば
 人類以外の生き物を破滅に追い込む

 言葉の持つ偉大さと
 言葉の持つ残虐さ

 その時々に使う言葉を選ぶのは自分脳
 自分脳をコントロールするのも自分脳

 偉大さと残虐さを併せ持つ
 言葉の重さを噛みしめて言葉を放てる僕を
 僕が追いかけられなくなったとき
 自分脳がしなければならないことは
 言葉を放つ空間を狭めることでしかない

 もしくは言葉を放てない状態になることか

写真

 20歳代
 街頭に立ち
 言葉と身なりで
 聞いてくれていようがいまいが
 受け止めてくれていようが嫌がられていようが
 一方的に主張していた僕
 17歳まで人前に出て喋れなかった僕
 そんな僕を変えてくれた自分脳
 それが良かったのかどうか…。

wada20151123

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