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高室成幸のケアマネさん、あっちこっちどっち?

高室 成幸 (たかむろ しげゆき)

全国津々浦々、研修・執筆・アドバイザー活動を神出鬼没(?)・縦横無尽に展開する高室成幸さん(ケアタウン総合研究所)。
研修での専門職との出会いや、そのなかでの懇親的な現場を届けます。

プロフィール高室 成幸 (たかむろ しげゆき)

ケアタウン総合研究所所長。
日本の地域福祉を支える「地域ケアシステム」づくりと新しい介護・福祉の人材の育成を掲げて活躍をしている。「わかりやすく、元気がわいてくる講師」として全国のケアマネジャー、社協・行政関係、地域包括支援センター、施設職員等の研修会などで注目されている。主な著書に『介護予防ケアマネジメント』『ケア会議の技術』『ケアマネジャーの質問力』『新・ケアマネジメントの仕事術』(以上、中央法規)、『地域包括支援センター必携ハンドブック』(法研)など著書・監修書多数。

モチベーションアップで新連載!

 今年で6年目となる月刊ケアマネジャーの連載。これまではマネジメント系が多かったのですが、今回は満を持しての持ち込み企画です。それは、ずばり、モチベーションアップなのです。
 このテーマで研修依頼されることも多く、いつかしっかりとまとめてみたいとの野望を抱いていました。単行本にするまえにまずは連載で・・・と思い編集部に提案したら通りました!


 なぜにモチベーションなのか?
 モチベーションの維持に現場のみなさんが苦労されている現実があるからです。ストレスケアはもちろん大切です。「もっとも過酷な感情労働」を担っているみなさんですから、ストレスケアは必須の業務とまで考えます。
 ストレスをゼロにすることはできません。マイナスとなるストレッサー(ストレスの原因)を除いたとしても、それはマイナスが「0」となるだけで、意欲がわいてくるわけではありません。

 仕事とは前向きで能動的な行為です。

 多少のストレスがあってもモチベーション(意欲、動機づけ)があればなんとか仕事をこなすことはできます。しかし、そもそもモチベーションが下がっていたら・・・つまりやる気が湧いてこなければ、どのような仕事も適当になり、アドバイスも「余計なお世話」となってしまいます。

 実はストレスって、発想を変えればモチベーションの種にすることができるんです。
 よく「先生はどうしていつも元気なのですか?」という質問をされます。一応「いえいえ、これでも悩みは多いのですよ(笑)」を返しますが、たしかにそんなに長くクヨクヨしないたちですね。
 ではストレスはないのか・・・ありますねぇ。落ち込むことは・・・ありますねぇ。あるんですよ、これでも。

 では、なぜモチベーションを維持できるのか?


 さきほど書いたようにストレスをモチベーションアップの種にする手法を身に着けているから。つまりモチベーション維持もアップも技術なんです。そのノウハウを持っているから、なんとかいつも元気風?にできるというわけで・・・。
 そのあたりを皆さん向けに書くことで、明日からの仕事にちょっと前向きに取り組めるのでは?と思って書いています。
 参考文献は、ズバリ、モチベーションを取り上げた本から感情労働に関する本まで幅広く、認知行動心理学、精神分析学の本などにも手を伸ばしていこうと思います。


 第1回は仕事モードのススメというもの。とかく福祉・介護の世界では自分モードで仕事をやろうとする人が多いように思います。
 仕事モードの自分スタイルをつくるところから、この連載を始めました。次回以降は内側からのモチベーション、外側からのモチベーションなどより各論に入っていきます。
 実践的に活用できるための「3つのエクササイズ」も最後にしめくくりで掲載。動きのある私の写真付き(いくつかのバージョンを撮影済み)となっているので、それもあわせて楽しんでください。


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  • シリーズ(11)「地域包括ケアにおける実践的施設ケアマネジメント~特養・老健・療養型・有料老人ホーム(住宅型含む)・サ高住~」(定員20名)
    |日 時|5月22日(日)10:30~17:00
    |詳 細|WEBにて→http://caretown.com/tokyo/caremanage2805.shtml
 全国研修の様子は、ケアタウン総合研究所の公式FBをご覧ください。