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宗澤忠雄の福祉の世界に夢うつつ

宗澤 忠雄 (むねさわ ただお)

疲労が溜まりやすい福祉の現場。
皆さんは過度な疲労やストレスを溜めていませんか?
そんな日常のストレスを和らげる、チョットほっとする話を毎週お届けします。

プロフィール宗澤 忠雄 (むねさわ ただお)

大阪府生まれ。現在、埼玉大学教育学部にて教鞭をとる。
さいたま市障害者施策推進協議会会長等を務め、埼玉県内の市町村障害者計画・障害福祉計画の策定・管理等に取り組む。著書に、『医療福祉相談ガイド』(中央法規)、『成人期障害者の虐待または不適切な行為に関する実態調査報告』(やどかり出版)等。青年時代にキリスト教会のオルガン演奏者をつとめたこともある音楽通。特技は、料理。趣味は、ピアノ、写真、登山、バードウォッチング。

全施連-第12回全国大会福岡

 10月18~19日、全国知的障害者施設家族会連合会の第12回全国大会が福岡市で開催されました。テーマは、「『新しい施設』を語ろう-当事者の笑顔輝く日のために」。

優生思想の誤りを指摘した小賀先生の講演

 福岡県全施連の会長八木トミエさんは、開会にあたり「この世に生を受けた者のすべてに価値がある」と宣言されました。津久井やまゆり園の事件を受けての、力のこもった宣言です。

 大勢の参加者があり、大変な熱気に包まれました。2日目には厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課課長補佐の菅洋一郎氏の講演「障害者総合支援法施行3年後の見直し等について」があり、最後まで参加者が集中力をとぎらせることなく耳を傾けていました。

 さて、北九州市立大学の小賀久教授は「『新しい施設』を語り考えるための視点」と題した記念講演の中で、優生思想の誤りを明確に指摘した上で、「新しい施設」を構想するための論点を整理しました。

 施設、グループホーム、そしてアパートといういずれの住まいの形であれ、障害者権利条約第19条の指示するインクルーシブな自立生活の保障が重要です。「新しい施設」は、暮らしに自律と自由があり、慈しみあう人間関係があり、地域社会の一員としての活動があり、高齢期にも安心と看取りが保障されることなどを主要な論点と位置づけています。

 このような新しい住まいのあり方を「施設」と呼称するのは、もはや時代錯誤であると私は考えています。「地域共生ホーム」と呼ぶことがふさわしい。

 地域共生ホームに住まう人たちにとっては、あたかも家族のような慈しみあいの中で包まれ、自律と自由を享受しながら、地域社会の一員として包まれた就労や暮らしを営むのです。

 地域社会に多様な形で住まう人たちにとっては、地域生活の継続と発展のために、何かのトレーニングやショートステイのような支援を活用する拠点でもあって、その観点からいえば、「地域共生ステーション」と呼称するのがふさわしい。

 「地域共生ホーム」と「地域共生ステーション」の両面を持つ社会資源が、すべての障害者にとって、障害者権利条約第19条を担保する拠点となるという枠組みの下で、これまでの「施設」をイノベーションしていくための検討が全施連PT会議で進められていくことになります。

 さて、福岡市営地下鉄には、駅ごとにマークがあります。福岡出身のグラフィックデザイナーの西島伊三雄さんとそのご子息の西島雅幸さんによってデザインされたものだそうです。ちなみに、博多駅は、博多織の博多献上模様をデザイン化しています(その他の駅のマークについては、http://bulan.co/swings/subway_symbolmark/を参照)。

博多駅のマーク

各駅のマーク

 博多は歴史ある街でありながら、実に活気にあふれています。食べ物もとても美味しい。
 地下鉄の駅にこのようなマークをつけるところには、博多のお洒落な心意気を感じます。

呼子のイカの活造り

ゲソ天

 この地下鉄空港線はJRと直通で結ばれており、佐賀県唐津市まで1時間余りで行くことができます。ここまでくると呼子のイカの活造りを外すわけにはいかない。透明で甘みのある刺身を堪能した後は、ゲソの天ぷらです。これがまた旨い。ホクホクでまことに柔らかい。

カササギ-地元ではカチガラスと呼ぶ

 そして、佐賀県鳥のカササギのショットについに成功しました。曇天だったため、今一つさえない色彩ですが、羽の一部が濃緑色であることが分かります。実に、美しい鳥でしたよ。