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梶川義人の虐待相談の現場から

梶川 義人 (かじかわ よしと)

様々な要素が絡み合って発生する福祉現場での「虐待」。
長年の経験から得られた梶川さんの現場の言葉をお届けします。

プロフィール梶川 義人 (かじかわ よしと)

日本虐待防止研究・研修センター代表、昭和女子大学・淑徳大学短期大学部兼任講師。
対応困難事例、家族問題担当ソーシャルワーカーとして約20年間、特別養護老人ホームの業務アドバイザーを約10年間務める。2000年から日本高齢者虐待防止センターの活動に参加し、高齢者虐待に関する研究、実践、教育に取り組む。自治体の高齢者虐待防止に関する委員会委員や対応チームのスーパーバイザーを歴任。著書に、『高齢者虐待防止トレーニングブック-発見・援助から予防まで』(共著、中央法規出版)、『介護サービスの基礎知識』(共著、自由国民社)、『障害者虐待』(共著、中央法規出版)などがある。

再びブログを分析してみました

 私は、ブログの担当編集者の方に、誤字脱字や意味不明な表現の直しで大変お世話になっています。パソコンで文章を作成するようになり、「第二の脳」である手で字を書かなくなり、脳の働きが些か低下しているのかもしれません。

 しかし、パソコンは便利なので手放すわけにはいきません。なにしろ、文章に含まれる単語の品詞をほんの数秒ですべて数えてくれるのですから有難い。このブログにも、そうした分析の結果は活かされています。

 今回はまず、フレーズや文章の特徴を抽出する形態素解析をしてみました。「小説形態素解析CGI(β)」を使い、最近15回分の記事データを投入して分析した結果は、かなり当たっています。

 とくに、「1つの文章が長いものの、こまめな読点でテンポを保っている」「接続詞が多すぎず少なすぎず、うまく挿入されている」ことや、「地の文(会話以外の説明や叙述)中心の文体」「やや説明的・要約的な文章展開」である点は、自分でも気づいていました。

 一方、「やや漢字の比率が高め」「平均と比べだいぶ副詞が少ない」「体言止めはほとんど使われていない」「連用中止法が高い頻度で使われている」という結果は意外でした。

 つぎに、「文体診断ロゴーン」を用いて分析しました。具体的には、64名の作家の作品データ(1人1作品)の中から自分と似ている人の探し出しと、「文章の読みやすさ」「文章の硬さ」「文章の表現力」「文章の個性」という4項目による文体の評価です。詳細は「解説」をご覧下さい。

 投入データは、ブログ3回分を1セットとし、ブログの初期(第1回から第3回)、中期(第99回から第101回)、直近(第200回から第202回)の3セットを選んで分析しました。

 初期の結果は、似ている順に、野間清治(講談社創業者)、中原中也、夏目漱石であり、文体の評価は、文章の読みやすさ:A(とても読みやすい)、文章の硬さ:D(文章が硬い)、文章の表現力:A(表現力豊か)、文章の個性:B(個性的)でした。

 中期の結果は、似ている順に、吉川英治、野間清治、中原中也であり、文体の評価は、文章の読みやすさ:B(読みやすい)、文章の硬さ:E(文章が硬い)、文章の表現力:A(とても表現力豊か)、文章の個性:A(とても個性的)でした。

 直近の結果は、似ている順に、猪瀬直樹、野間清治、佐高信であり、文章の評価は、文章の読みやすさ:E(一文が長い)、文章の硬さ:D(文章が硬い)、文章の表現力:A(とても表現力豊か)、文章の個性:B(個性的)でした。

 私の文書は、中期まではあった文学的な香りは薄れ、一文が長くて硬く読みにくい、評論家風の文体になってきたのでしょうか? ここは思案のしどころです。

中原中也「汚れっちまった悲しみに・・・」
私「汚れっちまったブログに・・・」