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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

第58回 盲導犬のお仕事紹介 おさらい(1)

 さて、いよいよ明後日16日(日)は、宝塚市の阪急逆瀬川駅前にて、補助犬イベントを開催いたします! ぜひ、お近くの方は遊びにいらしてください♪ 実際のほじょ犬の仕事を生で、しかも3種まとめて見られる貴重なチャンスです!!! ほじょ犬たちと待ってま~す♪
http://www.caresapo.jp/relax/hojoken/8592

教えてくれたら、いっぱい褒めます♪

 さて、もうみなさんすっかり【補助犬博士】になって下さっているかとは思いますが、改めておさらいを。
 盲導犬が教えてくれるのは、次の3つです。

  • 1)曲がり角
  • 2)段差
  • 3)障害物

 この情報を、盲導犬ユーザーさんが受け取り、それらを頭の中にある『メンタルマップ』(頭の中に描く地図)に反映させて、初めて安全に歩けるのです。ですから、ユーザーさんの頭の中に地図がないとき(初めての場所)や、道に迷ってしまったときは、たとえ盲導犬がいたとしても、進むことができなくなってしまいます。
→詳細:http://www.caresapo.jp/kaigo/hojoken/pd4fc8000000dirj.html

 また盲導犬がいると、曲がり角や段差、障害物(点字ブロック上にある放置自転車や駐車中の車など)を伝えてくれるため、自分一人のときよりも、安全に快適に歩くことができます。そして、何より早いのです! よくユーザーさんからは、「目が見えていたときと同じスピードで、何より風を切って歩けることがうれしいです!」との話を伺います♪ ベテランユーザーさんになると、私がついて行くのも大変なくらい、本当にスピーディに歩かれるので、いつも感心してしまいます!

*  *  *

 では、犬にとって「自分だけなら通れるけど、真っ直ぐ進むと、ユーザーさんはぶつかってしまう」という状況(看板や木の枝が飛び出しているときなど)を想像してみてください……

 視覚障害者の方は、道路交通法第14条の定めにより、『1.目が見えない者は、政令で定めるつえを携え、又は政令で定める盲導犬を連れていなければならない』とされています。が、白杖で確認できるのは、手から伸ばす白杖が触れられる範囲のみの情報です。ですので、白杖をついて歩いていても、白杖では触れられない看板や木の枝、時には車の開けっぱなしのドア等に激突した経験は少なくないと言います。私の友人も、もともと弱視でしたが、障害物への激突により完全に失明をしました。それほど、視覚に障がいのある方々は、日々の生活の中で、危険なリスクを常に負っておられるということを知っていただきたいです。

 そんな生活に、安全と快適と、そしてスピードを取り戻してくれるのが、盲導犬です。それはとてもとても大きな存在になるのがおわかりいただけると思います。

 また、高さだけではありません。犬にとって「自分だけなら通れるが、ユーザーさんと一緒では通れない幅」も存在します。それもちゃんと考えて、「ここは狭いから、迂回しよう」と教えてくれる♪犬が、盲導犬として「適性あり」と判断され、盲導犬になれるのです。

 ただ、ここで「厳しい訓練するのよね~かわいそうよね~」という声が聞こえてきそうですが、決してそんなことはありません。盲導犬を始めとする補助犬の訓練は、基本的に遊びの延長線上にある楽しい作業です。ですので、高さを教えたり、幅を教えたりする際も、「行ってはいけないところを行こうとすると」トレーナーさんはグッとハーネスを止めて動きません。それと同時に声かけをして、高い所にある障害物や、狭い幅を作っている障害物を叩きながら、「これがあるからダメなのよ」ということを知らせます。それらを何度か繰り返していくうちに、犬が自分で考え、「あ、ここはユーザーさんと一緒のときはダメなんだ」と回避してくれたら、思いっきり褒めてあげます♪

 こんな感じのトレーニングを続け、お仕事大好き♪なほじょ犬たちを育てています。是非、機会があれば、お近くの訓練センター等の一般公開日に、遊びに行ってみてはいかがでしょうか? 楽しそうにトレーニングしている犬たちに出会えると思いますよ♪

 次回は、「身体障害者補助犬シンポジウムin宝塚」です♪ お楽しみに!

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  • ※ 2015年7月、日本介助犬アカデミーより「日本補助犬情報センター」へ名称変更いたしました。
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