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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

第216回 【アニマル・リテラシー総研設立!】~当会副理事長 山﨑 恵子 からのお知らせ~

 皆さん、今日は当会副理事長 山﨑恵子からのお知らせを掲載させて頂きます。

 私たち補助犬に関わるものは、常に「障害者福祉」と「動物福祉」を大切に考えながら業務に当たる必要があると感じております。

 社会の多くの方が「補助犬」に理解を示して下さっている半面、どこかでまだ「働かされて可哀想」と思われている方々もいらっしゃるのも現実です。決してそうではないことを、補助犬に関わる者たちは、正しく立証する努力がまだまだ足りていないとも言えると思います。更には、「障害者福祉」も「動物福祉」も、なかなか直接関わる機会が無い方からすると「自分とは関係の無い事柄」と思われがちです。

 最近、Animal Literacy(アニマル リテラシー)という言葉を耳にするようになりました。これは、「動物に関する一般教養のことであり、地球上で人間と時空を共有している動物たちの実態を知ること」です。多くの人間は動物の命をいただいて健康を維持しています。また、仕事として動物に関わる人もいます。補助犬もその1つであり、障害者福祉やリハビリテーションの部分に犬という動物を介在させている活動でもあります。

 2020年に向けて、諸外国からは日本の「動物感」に関しても、非常に厳しく見られています。その点においては、日本はとても後進国だからです。是非一度、アニマル リテラシーについて一緒に考え、正しい知識を持っていただければと思います。

 このたび、一般社団法人 アニマル・リテラシー総研を設立致しましたので、皆様にご報告させていただきます。

「アニマル・リテラシー™」とは?

 動物問題というと、社会一般はまずペット、特に犬や猫のことを思い浮かべます。
 動物の福祉を守ろうとしている団体の多くは行政による犬猫の「処分問題」に真っ先に目を向けます。
 しかし、私たちの社会は様々な“その他”の動物たちによって支えられているのです。その数は、ペットたちとは比べものにならぬほど大きなものです。

私たちの社会は様々な“その他”の動物たちによって
支えられているのです。

 動物が好きか嫌いかという嗜好論は、これらの動物たちに関しては当てはめることもできません。私たち人間は好むと好まざると食事、日用必需品の安全性等々、あらゆるところでその陰にいる動物にお世話になっているといるのです。
 アニマル・リテラシーとは、動物たちの実態について正しい知識を持つこと、すなわち動物一般教養のことであり地球上で私たち人間と時空を共有している動物たちの実態を知ることです。
 人間社会の裏方を務めている動物たち、同じ環境を分かち合わねばならぬ動物たち、人に娯楽や癒しを与える動物たち、彼らが今どのような境遇にいるかを知ることは人類の義務であると考えます。これは、愛護活動とは異なるものです。

 特に、動物業界は様々な「個人的見解」に振り回されることが多い分野です。正確な情報を入手し、それをもとに自らの動物観を人間は築いていかなければなりません。その動物観がどのような方向に向くかはそれぞれ個人の問題ですが、間違った情報や、正確さに欠けるデータなどをもとに形成された考え方は無意味なものです。

 皆様も、ぜひあらゆる角度からの様々な情報に触れ、アニマル・リテラシーを身に付けてください。

「アニマル・リテラシー総研」とは

 アニマル・リテラシー総研(Animal Literacy Research Institute,ALRI)とは、人間社会とかかわりのある動物たちに関する情報を普及させるために設立された民間団体です。

動物たちが今、どのような境遇にいるかを知ることは
人類の義務であると考えます。

 動物関連の情報は、しばしば不正確な形で社会に浸透してしまいます。アニマルセラピーなどが良い例です。
 幅広く使用されているこの言葉は、おそらく動物介在療法と動物介在活動という国際的にも認識されている専門用語のことを指しているのでしょうが、曖昧で正確さにかける言葉です。

 アニマル・リテラシー総研は、国際的に発信されている確かな情報を日本語で提供することを通し、国内の知識基盤をより健全な方向に向けることを目的として設立されました。人間社会の動物とのかかわりに関して「言ったもの勝ち」という現在の我が国の情報の傾向を何とか軌道修正することを目指しています。
 また動物関連の情報で遅れを取っている我が国の状況を改善したいという思いが総研の立ち上げの大きな原動力ともなりました。資料、時事情報等々を一般の方々が入手できるような形で提供していく所存であります。

役員紹介

<山崎 恵子>

国際基督教大学教養学部人文学科卒。
環境省中央環境審議会動物愛護部会委員
NPO法人日本補助犬情報センター副理事長
一般社団法人優良家庭犬普及協会常任理事
一般社団法人日本聴導犬推進協会副理事長
新潟総合学園国際ペットワールド専門学校特別講師
公益社団法人日本動物福祉協会顧問

<山崎 佐季子>

国際基督教大学教養学部人文学科卒。
日本社会事業大学大学院社会福祉学研究科博士前期課程、博士後期課程修了。
社会福祉学博士。
法人設立前はフリーランスのコンサルタント。

  • 参照)アニマル・リテラシー総研ウェブサイトはこちら

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 当会のビジョンは、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人が安心して活躍できる社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。
 皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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