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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

第209回 雪の日の外出

 今日は今シーズン2度目の積雪。
 我が子達は、普段、朝の寝起きがとても悪いのですが・・・(汗)雪の日は全く違い、パチっと目が覚めるようです・・・。窓の外を見て「わ~!!!」と、大興奮。いつもより早く朝食を済ませ、いつもより早く支度を済ませ、完全防備で外へ出ます。そこからしばらく友達たちと雪遊び・・・学校へ追い立てる様は、まるで羊飼い状態です・・・(こちらは朝から疲れます・・・)

登校前の雪遊び風景・・・子どもは風の子・・・

 とはいえ、大人にとっては通勤時間帯の混乱などの影響があるため、一大事。そしてなにより雪国の方々にとっては「たまの雪が嬉しい」なんて言っていられない死活問題でもありますよね。今回の積雪での被害が出ませんことを、ただただ祈るしかありません。

 さて、積雪のときに困るのは、通勤・通学の人だけではありません。移動困難者と言われる、視覚障害者や車椅子ユーザーさんなどにとっても、雪は大変な問題なんです!

 今までも何度もお伝えしてきましたが、盲導犬が教えてくれるのは、たったの3つ。

(1)曲がり角 (2)段差 (3)障害物

なんです。これらを、止まることで教えてくれるのです。

 ユーザーさんは、立ち止まった時のハーネスから伝わってくる犬の身体の向きや角度など、様々な情報を頭の中で描く地図情報と照らし合わせながら、犬に指示を出して歩いています。

 さて、雪が降るとどうでしょう?

 普段歩きなれている家の前の道でさえ、歩道と車道の境目の段差だったり、曲がり角だったりがとても把握しづらくなります。もちろん、点字ブロックがあったとしても、雪で隠れると全く情報が取れなくなりますので、横断歩道の角もわからない。つまり、たちまち知らない道となってしまい、歩行が非常に危険になります。
 これは、盲導犬を連れている視覚障害者にとっても、白杖で歩いている視覚障害者にとっても、同じように危険な状況です。

 車椅子の方も、タイヤが滑りやすくなったり、雪による凹凸や、時に傾斜ができてしまうと、車椅子の操作が厳しくなったり、外出もままならなくなります。。。

 そんな時に、社会のまわりの皆さんの「何かお手伝いしましょうか?」のたった一言のお声がけ、これがどんなに心強い言葉か・・・。

 積雪の状況は、みなさんにとっても危険があると思いますので、くれぐれも安全を確保しながら、周囲に困っている様子の歩行困難者がいらっしゃったら、「何かお手伝いしましょうか?」の一言を♪
 きっと、その一言を笑顔で言える人が増えれば、日本にはもっともっと、「ありがとう」の笑顔の輪が広がるんだろうな~と、雪を見てそんな嬉しい効果を想像してしまい、思わず微笑んでいます・・・♪

ご寄付のお願い「日本補助犬情報センター」より

 当会のビジョンは、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人が安心して活躍できる社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。
 皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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