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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

第208回 「殺処分ゼロ」で犬・猫が不幸に???

 1月24日(水)のクローズアップ現代+に、当会の副理事長:山崎恵子がコメンテーターとして出演しました。公式サイトに記事化されていると同時に、見逃し再放送のオンデマンドもあるようですので、ご興味お有りの方はぜひ。
 放送の冒頭で、「国が目指す『人と動物が幸せに暮らす社会』の実現には何が必要か、考える」とありました。これは、決して“動物が好きな人”だけが考えるのではなく、日本人全員が考えるべき課題だと感じています。

聴導犬レオンも、保護犬から聴導犬となりました♪

 放送の中で、ペットショップに商品として犬や猫が並ぶ前の、競りの現場が紹介されました。競りの現場が映像で紹介されることは非常に希なことだったので、驚くとともに、ショッキングな現場でした。
 命ある子犬や子猫が、まさに商品として値付けされていく様子、獣医さん(?)かどうかわかりませんが、1匹1匹にライトを当てて目の色や耳の形等をチェックしている様子・・・涙が出ました。
 そして、売れ残った命は、今までは保健所行きだった事実・・・今までどれほどの数の命が、人間の勝手で生み出され、そしてすぐに廃棄されてきたか・・・人間の恐ろしさを再認識しました。今、この競り現場では、売れ残った子犬・子猫たちを、愛護団体に保護してもらう取組みを始めたそうです。

 「以前は、保健所に持ち込まれていた余剰ペットを、こうして目に見える形にすることで、業界全体でこの問題に向き合おうと考えています。」という新しい動きが出てきたのは、今まで変わらなかった何かが変わり始めたのかもしれません。それにしても『余剰ペット』・・・聞くに耐えませんね・・・

「国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方でわかる。」

 これは、マハトマ・ガンジーの名言です。
 愛玩動物であるペットだけでなく、畜産動物にも言えることです。

 今、日本は、2020年に向けて国の姿勢を問われています。東京オリンピック・パラリンピックの選手村や会場で提供される食事で使われる畜産物の「調達基準」について動物福祉のレベルが問われるのをご存知ですか? 世界的なイベントであるオリンピック・パラリンピックでは、開催国の社会的責任が問われるようになっており、環境や社会、人権や動物に配慮されたイベントであることが求められています。さらに、ロンドンオリンピック・パラリンピックからは、動物への配慮が加わり、会場で使われる畜産物の動物福祉(アニマルウェルフェア)が高められてきました。

 今の日本の『動物の扱い方』、どう思われますか? 保護犬・猫、殺処分の問題、畜産動物の問題、全てアニマルウェルフェア・動物福祉が保たれてこそ、人との共存と言えるのではないでしょうか。

 東京オリンピック・パラリンピックを素晴らしいものとするために、『人と動物が幸せに暮らす社会』を実現するために、なにができるか皆で考えてみませんか?
 まずはペット消費者の意識を変えましょう。そして、この『消費者』という言葉をなくしませんか? ペットは「消費」するものではないと思いますので…

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 是非、皆さんの様々なお声を、お寄せください。当会では、一緒に社会を更に更にステキに変えて行って下さるサポーターの皆さんを募集しております。お気軽にご連絡ください♪

ご寄付のお願い「日本補助犬情報センター」より

 当会のビジョンは、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人が安心して活躍できる社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。
 皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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