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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

著書

『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著(中央法規出版)

『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著
(中央法規出版)

第191回 社会貢献教育を全国に届けたい!

 みなさん、社会貢献教育ってご存知ですか?
 社会貢献教育とは、社会貢献について、子どもたちが楽しみながら考え、体験する教育プログラムです。教室で完結する「疑似体験」型から年間を通じて体験するものまで様々なモデルがあります。(参照:http://jfra.jp/ltg/
 私は、日本補助犬情報センター専務理事兼事務局長として活動するなかで、NPO法人の運営方法やもっと自団体の活動アピールをするにはどうすれば良いのか?などを学ぶため、日本ファンドレイジング協会の准認定ファンドレイザー資格をとったのですが、そこで出会ったのが、この【社会貢献教育】でした。

 そもそも、私の仕事は「補助犬を通して障害者理解を広めること」でした。真の障害者理解を社会へ伝えるためには、子どもの教育はとても大切でした。多くの小中学校へ呼んで頂く機会も増えました。『補助犬』の話をすると、子ども達は目をキラキラさせて聞いてくれます。そしてとてもポジティブに障害者について、障害について、学んでくれます。補助犬介在授業の中で大切に伝えているのが、障害のある・なしにかかわらず、「自分と違う誰かの事を考える♪」そのヒントを伝えたい!と思ってきました。

補助犬の話をすると、子ども達はキラキラ目を輝かせて聞いてくれます♪

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 しかし、そんな嬉しい反応とは裏腹に、社会全体に目を向けると、補助犬法の施行から15年経つというのに、未だに同伴拒否が無くならない・・・補助犬法の存在も知られていない・・・。15年間頑張ってきたのに、ここから、どんなに頑張っても同じ事をしていても変わらないのでは?もっともっと子ども達の根底にある意識を劇的に変えるような活動をしないと、いつまでたっても社会は変わらないのでは?・・・と焦りすら感じていました。
 そこで出会ったのが、日本ファンドレイジング協会が展開する社会貢献教育ファシリテーター研修でした。そのビジョンに共感した私は、初回研修に参加し、第一期生として認定を受け、活動を開始しました。今では、新たなライフワークを見つけたように感じています。
 伝えることは、補助犬授業と同じ。「あなたたち1人1人が大切な存在」「あなたたち1人1人にできることがある」「他の誰かの事を知り、考えてみよう」・・・ここから、優しさの輪は、確実に広がっていくと思うのです!

 そんな、社会貢献教育に関するクラウドファンディングを展開中です!

社会貢献教育「寄付の教室」を希望する、全ての学校に届けたい!

https://readyfor.jp/projects/payforward

私が投稿したメッセージを紹介します

 子どもを取り巻く様々な事件やトラブル…日々、目を覆いたくなるニュースが飛び込んで来ますが、子ども達1人1人には無限の可能性があると信じています。子ども自身が「自分は大切な存在」だと知り、自信を持つ。その可能性を発芽させるのが、この社会貢献教育なのです!「自分とは違う誰かの事を知り、そして共に考える」人生で何よりも大切な『気づき』を体験する事ができます。皆さんと一緒に、『気づき』の発芽を全国へ!

 このクラウドファンディングは8月末まで実施しています。ビジョンに共感頂き、この活動を全国に展開させたい!と思っていただけた方のご支援をお待ちしております♪是非、サイトをご覧下さい。

 残念ながら「自己肯定感」が低い日本の子ども達。まずは「自己肯定感」を持てる子ども達を増やしたい!その目的のため、この『寄付の教室』プログラムは、大きな力を発揮してくれます。そして、多くの受講した子ども達が「僕・私でもできることがある。なって欲しい社会を作るお手伝いができる。」と思ってくれていることが、感想文などから伝わってきます。
 一緒に、社会貢献教育を全国に届けましょう!

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 障害者理解の第一歩にむけて、とても良いイベントが開催されます。是非、遊びに来て、補助犬ユーザーさんたちの話を聞いてみてください。今まで見ていた風景が、きっと新しく感じる気づきがありますよ♪ 補助犬達と待っています!!!


京王プラザホテル労使共催 
第14回チャリティイベント『ボランティア・プラザ』

http://www.keioplaza.co.jp/corporate/csr/birdseye/vp.html

  • 日時:2017年8月28日(月)10:30~16:00
  • 会場:京王プラザホテル(新宿)本館43階宴会場/ボランティア・プラザ総合受付
  • 同日開催:手話歌コンサート 19:00~20:30 チャペル グラスシェル

駅やホテルでの盲導犬ユーザーサポート体験 【初開催!】

  • 時間:(1)13:00~/(2)15:00~(各回約30分)

 全日本盲導犬使用者の会の皆様にご協力いただき、京王電鉄の駅係員や京王プラザホテルのスタッフと一緒に駅のホームやレストランのシーンでのサポートやサービスの体験をしていただけます。本物の駅員さんやホテルマンが、直接レクチャーしてくれる、またとないチャンスです!!!
 お子様の夏休みの学習機会にも是非ご利用ください!

  • 協力:全日本盲導犬使用者の会、特定非営利活動法人 日本補助犬情報センター

補助犬デモンストレーション

  • 時間:(1)12:00~/(2)14:00~(各回約50分)

 盲導犬や介助犬、聴導犬の役割などについて、わかりやすくデモンストレーションを行います。3種の補助犬のお仕事を一度に見られるチャンスはなかなかありません! 各補助犬のチャリティグッズ販売もあります♪

  • 企画監修:日本補助犬情報センター
  • 協力:特定非営利活動法人 日本補助犬情報センター、公益財団法人 日本盲導犬協会、
    社会福祉法人 日本介助犬協会、一般社団法人 日本聴導犬推進協会

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 当会の活動を動画で紹介していただきました!現状の『補助犬を取り巻く課題』を知っていただけるととても嬉しいです♪ ⇒ https://gardenjournalism.com/project/hojoken/
 是非、皆さんの様々なお声を、お寄せください。当会では、一緒に社会をさらにさらにステキに変えていって下さるサポーターの皆さんを募集しております。お気軽にご連絡ください♪

ご寄付のお願い「日本補助犬情報センター」より

 当会のビジョンは、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人が安心して活躍できる社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。
 皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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