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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

第184回 【補助犬特集時のツイートQ&A!】その(2)

 LCCで車椅子利用の歩行困難者に対し、飛行機への乗り降りの際の「階段利用=歩行ができない」ことを理由に断ってしまうという悲しい報道がありました。あらためて、障害者差別解消法の意義や合理的配慮の意味を、社会全体で考えなくては! と痛感しました。とはいえ、難しいことではありません。「相互コミュニケーション」が全てなのです! 2020年までに『真のおもてなし』の心は育つのでしょうか…

 前回(http://www.caresapo.jp/relax/hojoken/28816)に引き続き、J-WAVE「JAM THE WORLD」で補助犬を深堀り特集! の際のツイッターでのご意見・ご質問に回答致しました。(放送内容の全文文字化はこちら

 特に多かった「お子さんに対する学校教育で必須にしてほしい」とのご意見。私も、小学生の子を持つ母になり、強く感じております。ただ、何でも良いわけではありません。正しい情報、良質なプログラムを全国に届けたい! そのためにも、さらにさらに当会の活動を展開して行きたいと思います!

補助犬たちが幸せそうな様子を、是非、多くの方に見ていただきたい・・・そして、正しく理解いただきたい。。。

 ご質問・ご意見回答
教育

啓発
うちの子が小学生のとき、盲導犬を連れた方が学校に来てくださいましたよ。その時の子達は、とても勉強になったようです。 最近、小中学校の福祉の授業で取り上げて頂ける機会が増えております。子ども達はやはり、実際の補助犬とユーザーさんの様子を目の当たりにすると、とても目を輝かせて話を聞いてくれ、多くの事を吸収してくれるので、頼もしいです♪そのようなチャンスが、どんどん増える事を願うばかりです。
子どもの通う柔道クラブでは聾の子どもと健聴の子どもが一緒に練習していて、健聴の子たちは教えてもいないのに手話を覚えます。補助犬の理解も子供の頃から、というのがいいのではないでしょうか? 「子どもの頃からの理解」!まさにその通りだと思います。子ども達は先入観も無く、純粋に「コミュニケーションを取るためにはどうしたらよい?」と考えてくれます。それが、自然に手話を覚えたり、声かけをしたり、という自然な行動に繋がるのだと思います。補助犬たちは、そんな子ども達の素晴らしい部分を、最大限に引き出してくれると思います♪
普段から補助犬に接する機会が無いことも誤解を生む原因。受け入れるのが当たり前なんですが、障害者差別解消法をもう少ししっかり情宣して、補助犬歓迎ステッカーを店頭に貼るくらい必要かもしれません。 そうですね。接する機会がないので、実感として身近に感じられないのだと思います。どうしても自分とは関係のないこと、のように感じてしまう。そういう方々にも、ステッカーなどを通して、まずは知っていただくところから、かと思っています。
むかしの職場に補助犬の講習会が来て、盲導犬以外の介助犬などのことを少しだけだけど知った。15年くらい前だったかな?説明される方々の熱意を覚えてる。いまだに入店拒否するお店があるほど認知が広まってないなんて残念。 ありがとうございます。補助犬法が施行されて15年。もちろん、当たり前に気持ちよく受入れて下さっている施設も増えておりますが、まだまだ現状として、拒否事例がなくなっていないのも事実。認知度アップのために頑張ります!
補助犬や障害を持つ方との触れ合う機会を、小学校の授業で継続的に取り入れてほしい。子供の頃から障害を持つ方や介助犬と共生する社会が当たり前と感じてほしい。 当会にも各種学校からたくさんのご依頼をいただき、出張授業を実施しておりますが、残念ながら印象として、どんなに良い授業であっても、それが単発で終っている感が否めず、とても歯がゆく感じております。せっかくの貴重な機会になるわけなので、継続して子ども達が理解を深め、学年が進みながらも、関連付けられるようなプログラムが大切だと感じています。
補助犬には触れないことって、学校で教えたりしないのかな? 最近では、大人よりも子ども達の方が良く知ってくれています。ただ、基本的な情報源がテレビ等だったりするので、その影響からか少し感動的過ぎるイメージもあり、時々困ることがあります。是非とも、実際のユーザー当事者の話を聞き、身近な問題として考えて頂ける機会になれば嬉しいな~と思っています。
学校でぜひ補助犬について掲示したらいいですね。子どもたちが知れば理解ある未来の社会につながりますね! さっそく、このラジオの特集を聞いてくださった小学校の先生が壁新聞を作って、掲示くださいました!とっても嬉しかったです!当会では子どもさん向けのクイズブックやポスターなども作成し無料配布しておりますので、ご要望おありの方はお気軽にご相談ください♪
数日前に補助犬について特集していたテレビにて知った話なのですが、現在日本では盲導犬って966匹、聴導犬って75匹という数しかいないんだと。こういう、数が少ないというのも理解度が浸透しない理由になっているのではないかと。 その通りですね。数が少ないと、なかなか実感として身近な問題に感じられないと思います。どうしても自分とは関係の無い問題、となってしまうのかと。
周りの理解が無ければ、人間と補助犬との信頼関係が成り立たない。子供の頃から学校できちんと教えてほしい内容。 その通りですね。「補助犬」を通して、多くの子ども達に大切な事を学んで頂けるチャンスを増やしたいです!
私は去年初めて、聴導犬のレオン君に会いました。イベントなどで会いに行って活躍している補助犬と知り合うことが、差別を食い止める方法の一つかな?安藤美紀さんはマンガで聴導犬について紹介しています! ありがとうございます!聴導犬ユーザーの安藤美紀さんには、当会も様々なご協力をいただきながら、共に普及活動に励んでおります。安藤さんをはじめ、全国の補助犬ユーザーさん達の活躍を、もっともっと、知って頂きたいです♪
声かけ、コミュニケーション 声をかける。大変なことですよね。電車で座っているときには「どうぞ」と割と気軽に声をかけているんですが、4回に1回ぐらい断られてしまって、がっかりすることがあります。席を譲られたら、まだそんな歳じゃねえよと思っても「ありがとう」と譲られる勇気も必要かも。 気軽に声を掛けてくださってるとのこと、ステキです!そうなんです、譲られる方の言葉、態度一つで、印象は大きく変わります。「どうぞ」「ありがとう。でも今は大丈夫。」と気軽に言い合える社会が理想ですよね。
その発想の転換は席を譲って断られたときにも使えますね!「困っていなくて良かったー」 そうですそうです。「せっかく譲ってあげたのに~」ではなく、「困っていなくて良かった~」それで良いと思うのです♪それが次に繋がると思います♪
僕の知り合いは、電車に盲導犬と一緒に乗ると隣席の人たちに話しかけられたりされて、出かけるのが嫌になると話していた。 確かにその問題もあるのです。障害者の方々も、お話が好きな方ばかりではありません。特に、「人」にお願いするのではなく「犬と共に1人で外出したい!」と希望される方も多いわけですから、そこで、終始次から次へと声をかけられてしまうと、それは確かに億劫にもなってしまいます。人それぞれである事を皆が理解し、必要な声かけが、必要な時にスマートにできる社会を目指したいですね!
アレルギー(疾患という意味での)は仕方ないもんな。コミュニケーションの必要性。確かに。「書いてあるから!」とお互いに譲り合いにつながるコミュニケーションがまず大事だよな。 補助犬を連れたお客様も、アレルギー疾患のあるお客様も、ともに大切なお客様です。ですので、相互コミュニケーションを取りつつ、より良い共存のあり方を見つけることが大切に思います。障害者差別解消法の中にある合理的配慮もまさしく、良質な相互コミュニケーションの中にあると思っています。
補助犬差別・・考えられる原因「周知徹底が不十分」。もっとしつこいくらい周知徹底させないと、国民はいつまでたっても理解しないでしょう。メディアももっと取り上げないと・・・。J-wave,JAM THE WORLDだけでは、まだまだ・・・。 ありがとうございます。我々としてもまだまだ周知徹底できないことに、とても憤りを感じております。それこそ、「犬にも障害者にも興味が無い人」たちにどうやって正しい情報を届けるか?それが何より難しいです・・・
補助犬マーク 補助犬マークも本当はもともと国際標準のがあるんですよ。なんでそっちを採用しないのか?今あるドメスティックなものを無理に標準にする必要はないけど、新設するならあわせるべきだよねえ。 国際標準の補助犬マークとは、ADIのマークになりますでしょうか?そうですね、そちらが最も使用率は高いと思われますが、とはいえ、全団体がADIに加盟しているわけでもなく、統一されているわけではないので、難しいですね…また、補助犬法という法律事態が日本の国内法のため、確かに海外の方には分かりにくいのかと思われます。良い着目点を、ありがとうございます。
ステッカーは補助犬ウェルカムフレンドリー店が貼っていて、基本全ての店に補助犬とユーザーは入店できるそうですよ! はい、その通りです!シールがなくとも、不特定多数の方が利用する施設には、基本的にどこでもアクセス権が認められています。
補助犬入店可能ステッカーがなくてもよい社会というのが、理想なのでしょうが・・・・。電車・バスで見る優先座席やマタニティマークというのも、本来、なくても良いものですし。 その通りですね!啓発の意味のマークです。高齢者や障害者、怪我をされた方や妊婦さんは、優先座席のみに座ることではありませんので、本来はあれらのシールがなくても、どこの座席でも優先いただける社会が来ると、ステキだな~と思います。
ステッカーが貼ってなくても入れる・・・なるほどです ぜひ、皆さんに知って頂きたいです♪
動物愛護 TL見ても感じるけど、後は動物愛護との兼ね合いで誤解が起こらないように取り組むことも必要かも知れない。 その通りですね!本当に盲導犬訓練が60年ほど前に始まった頃は「厳しい訓練」と表現していた時代があるそうです。しかし、今は動物福祉に対する世界基準もできておりますので、キチンと管理されていることを、是非とも広くご理解いただきたいです。
犬はそもそも野生動物じゃなくて最古の家畜の一つだからね。人と助け合うことで種族を維持してる。使役犬のほうが愛玩犬より本来の犬の姿だと俺なんか思うよ。可哀想じゃなくてとても立派という印象だね。 素晴らしいです!その通りなんです!人間社会に組み込まれ、その中で役割を与えられてきた種族ですから、本当に誇らしい立派な姿だと思います♪

 続きは次回の最終回でご紹介いたします。

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 当会のビジョンは、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人が安心して活躍できる社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。
 皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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