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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

第150回 ホームドア設置は、視覚障害者だけを守るため???

 当会も日頃お世話になっております日盲連をはじめとする、当事者の方々の長年の活動が実を結び、ホームドア設置がさらに進むこととなりました。国土交通省は16日、鉄道会社がホームドアを設置する費用の補助金として、平成28年度第2次補正予算案と29年度予算の概算要求で計約67億円を計上したと発表。新たに20~30駅での整備が可能になるという計算です。
 とはいえ、すぐに完全になるわけではありません。先月起こった盲導犬ユーザー転落死の事故を受け、二度と同様の悲劇を生まないためにも、必要な1歩だと感じています。

 ただ、今回の問題、皆さんに改めて知っていただき、考えていただきたいポイントがあります。これは「視覚障害者だけを守るため」ではないんです! 転落客の6割が「酔客」だったということ、ご存知ですか?

「補助犬がいれば何も困らない」というわけではありません。

<以下、抜粋>

 国交省によると、障害の有無にかかわらず乗客がホームから転落した事故は2009年度の2442件から増え続け、14年度には約1。5倍となる3673件。このうち、視覚障害者の転落は09年度の38件から12年度92件に増え、13年度は75件、14年度80件と高止まりしている。視覚障害者が転落して電車にはねられたり、ホーム上で電車に接触したりした事故も、09年度以降、毎年度1~4件起きている。(「駅の「ホーム転落」分析で意外な事実」

<抜粋終わり>

 つまり、視覚障害者の転落は、全体の約2%にすぎないのです。今回のホームドア設置の促進は「視覚障害者だけを守るため」ではなく、「我々全ての人を守るため」の動きなのです。

 とかく、障害者問題は他人事と思われる感覚がまだまだ根深く残っていますが、社会全体で自分ごと・自分の大切な誰かのこととして考えられるようになっていかなければ・・・と思っています。そして、犠牲が出てからしか動けない、という社会であってはならないと思います。

 ここ数年、歩きスマホの増加に伴っていると思われる、転落客の増加。そして、10年間で4倍に増えている全体の6割を占める酔客の事故。それらのポイントを、社会全体が正しく理解するべきだと感じています。

イベント告知

2016年10月01日(土)
補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)3種に一度に会える!チャンスです!!!

補助犬法啓発イベント「補助犬法ってなぁに?」

(H2Oサンタチャリティーイベントとして)


ご寄付のお願い「日本補助犬情報センター」より

 当会のビジョンは、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人が安心して活躍できる社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。
 皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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