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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

第148回 よくわかる!補助犬同伴受け入れ方特集!~医療機関編~

 前回に続いて、医療機関での受入れについてです。

ユーザーさんのそばで大人しく待機しているので、ご迷惑をおかけすることはありません。
逆に、会えるのを楽しみにしてくださっている病院スタッフや患者さんもいらっしゃるくらい♪

 厚生労働省作成の、病院向けの「受入れ方」紹介ページ、是非お時間あればのぞいて見てください。とってもわかりやすく書いてあります。きっと、これを読んでおけば、どんな業態でも安心して受入れていただけるはず♪


(ここから抜粋)

(1)受け入れの範囲

 先述していますが、病院内での受け入れ範囲については、病院の構造、他の来院患者の病態や特性などによって画一的に決められるものではないと思いますが、原則としてはその他の患者と同様に対応することを前提として考えていただきたいと思います。
 また、受け入れられない区域を明確にする場合には、その旨補助犬ユーザーが理解できるよう、丁寧に説明してください。
 例えば手術室など、清潔等に十分な配慮が必要とされている区域などにまでは、補助犬ユーザーも無理に補助犬を入れようとは考えていません。衛生面を考える場合には、下表を参考としてください。

清浄度クラス名称該当室例
I高度清潔区域バイオクリーン手術室、易感染患者用病室
II清潔区域一般手術室
III準清潔区域ICU,CCU、未熟児室、分娩室、NICU、手術手洗いコーナー、膀胱鏡・血管造影検査室
IV一般清潔区域一般病室、診察室、待合室、通常新生児室、製剤室、人工透析室、消化器内視鏡室、材料部、手術回復室
V汚染管理区域
拡散防止区域
細菌検査室、空気感染隔離病室、解剖室、患者便所、
汚物処理室、霊安室、使用済みリネン室

表 日本医療福祉設備協会規格「病院空調設備の設計・管理指針、HEAS-02-2004」による
「洗浄度クラスによるゾーニング」より

(抜粋終わり)

 これを見ていただいたら、おわかりの通り、清浄度クラスIVまでは、すでに「当たり前」に受入れている医療機関はたくさんあります! つまり、土足で人が出入りできる場所は、基本的に大丈夫なわけです♪(この冊子作成にあたり協力者として、日本医師会、日本看護協会、日本感染症学会関係者にも入っていただいております。安心ですよね!
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/syakai/hojyoken/html/a08_kankeisha.html )

 中には清浄度クラスIIIの【分娩室】への同伴を、医療従事者から提案された聴導犬ユーザーさんもいらっしゃいます。(そのお医者さんは、そのくらい家族の一員として認めてくださっていました!)が、さすがにユーザーさんご自身が「分娩時の自分の意識として聴導犬の管理にまで責任を持てない」との正しい判断で、病室待機させることとなりました。もちろん、全く問題なく、出産直後から、病室での『赤ちゃんの泣き声』を知らせると言う大切なお仕事を務めてくれました♪(出産前にフォローアップとして録音した赤ちゃんの泣き声を教えるトレーニングを実施済み)

 ですので、是非、医療従事者の皆様、安心して「当たり前」に身体障害者の自立と社会参加を受入れていただきたいと思います。もし、受入れにご不安な点やご不明点があれば、いつでもお気軽にご相談ください♪


ご寄付のお願い「日本補助犬情報センター」より

 当会のビジョンは、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人が安心して活躍できる社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。
 皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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