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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

第131回 よくわかる!補助犬同伴受け入れ方特集!~基礎編~

 本日2016年5月20日、補助犬議連主催 第4回【ほじょ犬の日啓発シンポジウム2016】「防災と補助犬~障害インクルーシブ防災から学ぶ~」開催です! 第一衆議院議員会館にて、10:30~15:00まで開催しておりますので、是非、ご都合つかれる方はご参加くださいませ。

盲導犬は、ハーネスをつけており、盲導犬と書かれた表示をつけています。 抜け毛防止のマナーコート(お洋服)を着せている場合もあります。

 まず、何よりも大事なのは、どうしても注目されがちな「犬」!ではなくて、「人」なのです。
 補助犬ユーザーである、各障害のある方々に対する対応が、きちんと【当たり前】にできていれば、補助犬への特別な対応は何もないので、若干のスペース確保だけで、安心して受入れていただけます♪
 とういことで、基礎編は、各障害のある方に対する対応の仕方です。

  • 1) まずは声かけから ~「何かお手伝いすることはございますか?」
     よく「街で見かけた補助犬たちはお仕事中なので、声をかけたりせず、温かく見守ってください。」と言いますが、補助犬がいれば何のサポートも要らない、というわけではありません。
     困ることもありますので、「何かお手伝いできることはございますか?」と一声かけてください。その方にとって必要なサポートを確認し、それを実行する。それだけのシンプルなことなんです。これは補助犬ユーザーだけでなく、障害のある方全般に言えることですし、様々なサポートが必要な方は、他にも高齢者や外国人もおられます。誰もが【当たり前に】一声「何かお手伝いできることはございますか?」と言える、スマートな社会を作りましょう♪ まさにそれが、日本の「おもてなし」文化だと感じています♪
  • 2) 盲導犬ユーザー・視覚障害者への対応
     盲導犬が率先して道案内しているわけではなく、ユーザーの指示に従って「段差・障害物・曲がり角」を止まって教えています。その情報を組み合わせて歩いておられるので、初めての場所では移動することができません。そんな時に、誘導のサポートを必要とされる場合もありますので、お手伝いが必要かどうか? はご本人に確認しましょう。

視覚障害者の誘導

 「お手伝いできることはございますか?」と正面から声をかけ、必要なサポートを確認します。

 サポートする場合は、視覚障害者の方の半歩前に立ちます。左右どちらに立てば良いかは確認してください。肘か肩のどちらかを持っていただきます。または、盲導犬ユーザーの場合は、「前を歩いてくだされば、盲導犬がついて行きますので」と仰る場合もありますので、その場合は少し前を歩いてください(決して、急に手を引いたり、後ろから押したり、ハーネスや白杖を引っ張ったりしないでください。)

 歩きながら、方向や距離などを伝えます。方向を伝える場合は、「あちら、こちら」という表現は避け、視覚障害者を基点に「右」「左」というように伝えます。「段差があります。一段下がります。」「右に曲がります。」「階段です。上がります。」と具体的な言葉でご案内しましょう。狭い場所を通る際は、あらかじめ狭くなることを伝え、視覚障害者が後ろに一列に並べるように、介助している自分の肘を後ろに回すか、視覚障害者の手を肘から背中に移動してもらいます。狭い場所を通過したら、腕を元の位置に戻します。

 こんなイメージでOKです。

 私は、視覚障害者の方と歩くとき、そこに見えているものの色や形、聞こえてくる音源の様子や状態など、色々な情報を伝えることが大好きです♪ その作業は「自分のセンスが問われる!」と勝手に感じているので(笑)自分の中で、いかに目に見えるものたちを正確に伝えられるか? イメージを伝えられるか? そして、そのイメージを共有して楽しめるか? を追求しています。

 見えていれば当たり前のことですが、見えない方とそれらが共有できた時、とっても楽しい会話が弾むのが嬉しいのです♪ 皆さんも是非、チャンスがあれば、やってみてください♪

お知らせ

身体障害者補助犬を推進する議員の会
第4回『ほじょ犬の日啓発シンポジウム2016』
防災と補助犬~障害者インクルーシブな防災~

日時:2016年5月20日(金)10:30 ~ 15:00
会場:衆議院議員会館内会議室
※ 参加無料、事前申し込み不要 手話通訳・要約筆記あり

  • ◆ 第1部:10:30~12:00
    藤井克徳(ふじい かつのり)(日本障害フォーラム(JDF)幹事会議長)
    「防災と補助犬 ~障害インクルーシブ防災から学ぶ~」
    1万8000人を越える人たちが犠牲になった3.11東日本大震災から5年。国際的な新たな防災の考え方である『障害者インクルーシブな防災』について、日本障害フォーラムの藤井克徳幹事会議長より学びます。
  • ◆ 第2部:13:30~15:00
    山口千津子(公益財団法人日本動物福祉協会 特別顧問・日本補助犬情報センター理事)
    「補助犬同行避難について ~防災の観点から~」
    過去の数々の大災害における犬との同行避難に関して、現場で多くの事例解決に携わってきたエキスパートより、事例紹介とともに、今すぐ始められる防災の備えを中心にお話しいただきます。

ご寄付のお願い「日本補助犬情報センター」より

 当会のビジョンは、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人が安心して活躍できる社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。
 皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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