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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

第109回 障害者週間に考える

障害者週間「身体障害者補助犬法啓発イベント ~ほじょ犬法ってなぁに?~」
  • ■ 日時:2015年12月5日(土) 13:00~14:00  15:00~16:00
  • ■ 場所:ららぽーと横浜 1F カリヨン広場 (最寄り駅:JR横浜線「鴨居駅」)
  • ■ 備考:一般参加可、入場無料
  • ■ 主催:厚生労働省、監修:特定非営利活動法人 日本補助犬情報センター

 いよいよ明日は、今年最後の補助犬3種が集まるイベントです! お近くの方、ぜひお買い物がてら、ららぽーと横浜へ遊びにいらしてください♪ 補助犬たちと待っております♪

盲導犬PR犬アド君、
どや顔で「段差」を教えるデモ大成功!@宝塚

 当会監修のイベントでは、必ず最初に「盲導犬・介助犬・聴導犬を知っている人?」とお客様全員に聞きます。多くの場合、盲導犬では、ほぼ全員が挙手または拍手してくださいます。しかし、介助犬になると半分くらい、聴導犬になると、さらに半分以下へと減ります。

 そして、最後に、「身体障害者補助犬法(補助犬法)を知っている人?」と聞くと、ほとんどの方が知らない、というのが現状です。

 しかし、宝塚市はさすがです! 長年「補助犬の普及啓発」に力を入れてくださっているだけあって、「盲導犬の認知度と介助犬の認知度」は同じくらい。聴導犬を知っていると反応してくださる方も、全国平均よりはいつも高く、とても有難く感じます。しかし、そんな宝塚市でも、「補助犬法を知っているか?」となると、まだまだなのです。

聴導犬PR犬サンタ君、
一所懸命「目覚まし」の音を教えてくれました@宝塚

 やはり、障害者の問題は、家族や身近な人が障害者でない限り、なかなか「自分の身近な問題」として捉えるのは難しいのだと思います。小学校の福祉授業などで、皆さん聞いたことはあるはずなのですが、それは「特別な授業の時間」だけの話であり、また日常で接することがなくなると、どこか他人事というか、自分とは関係のない問題と思ってしまうのではないでしょうか???

 そんな状況の中で、1年に1度、障害者について考えてみよう!というのが、毎年12月3~9日に定められている【障害者週間】なんです♪

【障害者週間】 毎年12月3日~9日 の1週間 (内閣府管轄)
 昭和50年、国連総会にて「障害者の権利宣言」が採択された12月9日が「障がい者の日」と定められています。当初は、その日のみを啓発期間としていましたが、障がい者に関する国民のより一層の理解を得るため、平成16年に障がい者基本法が改正され、現行の国際障害者デーである12月3日~9日までの1週間が障害者週間として定められました。
 この12月3日は、昭和45年に制定された障害者基本法の公布日でもあります。「障がいのある人もない人も、我が国が目指すべき社会として、国民誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合う『共生社会』」を掲げています。このような「共生社会」は、国民一人一人がそれぞれの役割と責任を自覚し、主体的に取り組むことにより初めて実現できるものです(一部内閣府ホームページより抜粋)。
 障がいのある人も人格を持つ一人の人間として、地域でごく当たり前の生活ができることを目標に掲げています。

介助犬PR犬バーディちゃん、
携帯電話を隠し終わるまでの目隠しタイム@宝塚

バーディちゃんが、目で探して見つけ、手元まで持ってきてくれました。これで万が一車椅子から転倒した際にも、緊急連絡手段の確保ができます!@宝塚

 私はイベント進行の中で、次のようなことを、必ず皆さんにお伝えしています。

「私も含め、ここにいる全員、『死ぬまで障害者にはならない!』と言い切れる人は1人もいません。障害者の問題は、他人事でも関係のないことでもなく、自分のこと、自分の家族のこととして考えていただきたいです。そうすれば、必ずすべての人に優しい社会を作ることができます!」

「外出したい、美味しいものを食べたい、オシャレをしたい、学びたい、働きたい、旅をしたい……皆さんそう思いますよね? これは、障がいがある・ないに関わらない当然の権利です。この当然の権利を『当たり前にする』ために、補助犬ユーザーさんたちは補助犬をパートナーとして選び、社会参加されています。少しの想像力で結構です。もし、自分または自分の家族が障がい者だったらどう感じるか、どうして欲しいか、を考えてみてください。それが心のバリアフリーの第1歩です」

 クリスマス一色のららぽーと横浜で、たくさんの皆さんとお会いできますことを、補助犬&ユーザーさんたちとお待ちしております♪

ご寄付のお願い

 当会の使命は、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人と動物に優しい社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

  • ※ 2015年7月、日本介助犬アカデミーより「日本補助犬情報センター」へ名称変更いたしました。
JSDRC(日本補助犬情報センター)ロゴ