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ほじょ犬って、なあに?

橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

身体障がい者の生活を支える、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」。そんな補助犬たちにまつわる話を紹介するコーナーです。

プロフィール橋爪 智子 (はしづめ ともこ)

NPO法人日本補助犬情報センター専務理事 兼 事務局長。
OL時代にAAT(Animal Assisted Therapy:動物介在療法)に関心を持ち、ボランティアをしながら国内外で勉強を始める。1998年、米国DELTA協会(現・米国Pet Partners協会)の「Pet Partners® program」修了。2002年より現職。身体障害者補助犬法には、法律の準備段階からかかわっている。

著書

『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著(中央法規出版)

『よくわかる 補助犬同伴受け入れマニュアル』共著
(中央法規出版)

第70回 共遊玩具ってなぁに?……その2

 明日はバレンタインデーですね~♪ 子どもが小さいと、ドラマなどを見る時間はなく、すっかり世の中のトレンドから取り残されがちですが、時々テレビから漏れ伝わって来るバレンタイン情報には、やっぱりウキウキして耳を傾けてしまいます。最近、7歳になった娘が、そんな話題にも触れ始めたので、母は自分ごとのようにドキドキしながらきいています♪(笑) 皆さんも、いろんなドキドキ、楽しんでください・・・♪♪♪

 さて、前回の共遊玩具の「盲導犬マーク」と「うさぎマーク」にたくさんの反響をいただき、ありがとうございます。今回は「なるほど~!」と唸ってしまった玩具アイテムをご紹介します♪

 皆さん、視覚障害者がオセロをするためには、どうしたらよいと思いますか? 私も初めて考えました。そう、皆さんのご自宅にある一般的なオセロでは、視覚障害があると遊べません。だって、白黒がわかりませんから、遊べないのです。でも、「視覚障害者はオセロで遊ばなくてもよい」ということではないですよね!?

 それでは、どうしましょう? そう、視覚ではなく、触覚でわかるようにすればよいのですよね。黒い方にギザギザ渦巻きをつけ、そしてマス目がわかるように、仕切りを凸線にすれば、触ってわかるようになるのです。


「なるほど~!」でしょ? 私も初めて知り、感激しました!

 では、皆さんのご自宅のオセロ、コマはすべて揃っていますか? うちのは、すでに1個なくなっています…(涙)。こんな方、結構いらっしゃるのでは?(小さいコマ、なくしやすいです……)実はこんなアイテムがあるのです。

「大回転オセロ」と言います。

 この「大回転オセロ」、盤の1マスずつが回転するようになっていて、黒い方にはギザギザの渦巻きが入っているので、触覚で白か黒がわかります!


なるほど~! と、唸ってしまうでしょ~!(笑)

 これ欲しい~!と思いました。だって、コマをなくす心配がないのですから!!! これは、究極のユニバーサルデザインです!

 私の友人(視覚障害者)が家族でSKIに行ったとき、家族がホテルでオセロを借りてきたら、たまたまこのタイプだったそうです。ホテル側は視覚障害者の方用としてではなく、コマがなくならない利点から導入したようですが、結果、思いがけず視覚障害のある母親も一緒に遊べて、とても嬉しかった♪と話してくれました。

 このように、最初は配慮として、障害者向けに考案されたものでも、結果的にすべての人に使いやすいモノになることは、とても良くあることだと思います。ぜひ、今までの先例にばかりとらわれず、やわらか頭で、新しいモノづくりにチャレンジしていきましょう! きっと、その優しさから、多くのステキなモノたちが生まれてくると信じています♪ そしてヒトづくり・社会づくりも同じだな~♪と、感じています。先例にとらわれないヒトづくり・社会作り。今後のキーワードかと。。。

 前回のブログで、次回のタイトルを「補助犬同伴の就労について」としておりましたが、今回予定を変更して「共遊玩具ってなぁに?……その2」とさせていただきました。申し訳ありません。

 次回は、第71回「補助犬同伴の就労について考える」をお届けいたします。

ご寄付のお願い「日本補助犬情報センター」より

 当会のビジョンは、全国民が正しく補助犬法を理解することで、すべての人が安心して活躍できる社会を実現することです。補助犬ユーザーの社会参加推進活動、普及活動、最新情報収集、資料等作成配布、講演会・イベント等、当会の活動はすべて無償で行われております。
 皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

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