第1回 バイタルサインの見方と高齢者の特徴
高齢者の介護をする際に必要なこととして、自覚症状の聞き取りはもちろんですが、他覚症状の評価、つまり他人が見て症状を見ることが重要になります。
高齢になると自分の症状をうまく伝えられない、あるいは自分の症状を自覚しにくいということがあるからです。その際に他覚的所見の基本となるのが、バイタルサインといわれる情報です。バイタルサイン(Vital signs)とは、「Vital(生命)のSign(徴候)」=「生命の、つまり生きている証」という意味を示し、その方の生命にかかわる最も重要、かつ基本的なことを表わします。一般には、脈の数や様子、呼吸の数や様子、血圧、体温の4つの生体情報を指します。
高齢になると自分の症状をうまく伝えられない、あるいは自分の症状を自覚しにくいということがあるからです。その際に他覚的所見の基本となるのが、バイタルサインといわれる情報です。バイタルサイン(Vital signs)とは、「Vital(生命)のSign(徴候)」=「生命の、つまり生きている証」という意味を示し、その方の生命にかかわる最も重要、かつ基本的なことを表わします。一般には、脈の数や様子、呼吸の数や様子、血圧、体温の4つの生体情報を指します。
| バイタルサイン |
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脈拍 呼吸数 血圧 体温 |
脈拍
高齢者の場合、正常範囲はおよそ毎分50〜60回で、50回以下を徐脈、100回以上を頻脈といいます。脈拍は律動的に拍動している場合は、数秒間測って1分当たりになるように乗数を出す方法がありますが、高齢者の場合は不整脈なども多いので、1分間以上きちんを測ることが大切です。
呼吸
呼吸の様子は、深いか浅いかを見ます。呼吸不全などで浅い呼吸になっているときには、酸素を補うために回数が増えます。また正常呼吸数は、成人で毎分15〜20回ですが、呼吸数は年齢によって異なり、体位や精神状態など様々な要因によっても変化します。
血圧
血圧は、血液が心臓のポンプ作用により体内に送られる時の圧力が動脈壁に及ぼす力です。大動脈では最大血圧(120mmHg)、最低血圧(60mmHg)で、基本的に末梢にいくほど低くなります。血圧には個人差があり、また年齢によっても左右されます。
高血圧治療ガイドライン(日本高血圧学会)によると、高齢者は、診察の際の診察室血圧は140/90mmHg未満、家庭血圧は135/85mmHg未満がよいとされています。
高血圧治療ガイドライン(日本高血圧学会)によると、高齢者は、診察の際の診察室血圧は140/90mmHg未満、家庭血圧は135/85mmHg未満がよいとされています。
体温
体温は、体の内部の温度を測りますが、直接測定は困難なため、一般的には体内の温度を反映する腋の下で測定します。体温には1日の中での温度差や個人差があり、真夜中には低く、日中の温度差はおよそ1度とされています。
また、年齢差もあり、高齢者では皮下脂肪が薄く皮膚の熱の伝導度が低いために、低い値になりやすいとされています。
高齢者の観察では個人差が大きく、「高齢者」といっても年齢の幅が65歳から100歳以上と数十年の開きがあります。そこで必要なことは、高齢者の普段の様子(体調が良好のときの数値など)を把握し、変化を読み取ることです。
このほかにも、顔色や表情の良し悪しなど、目で見てわかる変化も体調管理の大きなヒントになります。
また、年齢差もあり、高齢者では皮下脂肪が薄く皮膚の熱の伝導度が低いために、低い値になりやすいとされています。
高齢者の観察では個人差が大きく、「高齢者」といっても年齢の幅が65歳から100歳以上と数十年の開きがあります。そこで必要なことは、高齢者の普段の様子(体調が良好のときの数値など)を把握し、変化を読み取ることです。
このほかにも、顔色や表情の良し悪しなど、目で見てわかる変化も体調管理の大きなヒントになります。









