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ヘルパー2級 オスマン・サンコンの明るい家庭がイチバン!

僕にとっての母親

ギニアでは、両親のことをとても大切にする。
親を大切にするということは、すべてのことの基本だと思っている。
朝、子どもたちは井戸に水汲みに行き、それから朝食を食べるんだけど、
年齢が上の兄弟から、順番に親に食事ができることへの感謝を述べてから食べるんだ。
やっぱり、父親が働いてくれてるから、食事が食べられるんだからね。
そして、親に感謝しながら食事をして、食べ終わったら、また親に「ありがとうございました」とあいさつするんだ。

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僕にとって母親は特別な存在。
僕は障害者手帳を持っている。足に障害があるんだ。
アフリカはサッカーが盛んで、僕も高校生まではサッカー選手になることが夢だった。
でも高校2年生のときに、サッカーの試合でタックルしたら足の骨が折れてしまい、
病院に行ったけど、骨が曲がったままギブスをされて、結局足の骨が曲がってくっついてしまったんだ。そこで、サッカー選手になるという夢が破れて、本当に落ち込んだ。
落ち込んで、何も手につかなくなった。
でも母は、治らないとわかっている僕の足を毎日お湯に入れて揉んでくれたんだ。
ギニアでは水が貴重だって何度も書いてるけど、火をおこして水を沸かすのも大変なんだ。
それなのに、毎日、毎日そうしてくれた。僕は、そのときの母の手のぬくもりと深い愛情を思うと、いまだに涙が出てくる。
いつまでも泣いていられない。母を悲しませたくない!
僕は母に「わかった、サッカーは止める。勉強する!」って宣言して、
毎日、猛勉強して大学に入り、国家公務員試験で1万人中1番をとって
外交官になり、日本に来ることができた。
母の愛情で立ち直り、そして、今の自分がいる。
だから、僕は心から母のことを大切に思ってるんだ。


コメント


サンコンさんの母子の繋がりの強さをすごく感じました。10年程前、ある雑誌に サンコンさんのお母様の味ということで お魚とおくらを使った煮込み料理のレシピを見たお友達が作ってご馳走してくれ、それがとっても美味しかったことを覚えています。もし良かったら是非その味を私も再現したいので レシピを教えて戴けませんでしょうか?よろしくお願い致します。


投稿者: りんりん | 2009年01月19日 18:22

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プロフィール
オスマン・サンコン
1949年ギニア共和国ボッファ生まれ。1969年にコナクリ大学から、ソルボンヌ大学へ国費留学。1972年ギニア共和国外務省に入省し、同年、日本に大使館を開くために初来日。駐日ギニア大使館に1979年まで勤務。1980年にワシントンDC駐米ギニア大使館勤務。その後、ギニアを日本の皆さんにもっと知ってもらいたいという思いで、1984年に外務省を休職し、再来日。タレントとしてテレビ・映画などに多数出演し、全国各地で講演活動を行う。現在は、タレント活動のほか、ギニア日本交流協会顧問としてボランティア活動を行っている。また、ホームヘルパー2級資格を取得し、お年寄りとの交流にも力を入れている。
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