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ヘルパー2級 オスマン・サンコンの明るい家庭がイチバン!

日本とギニアの文化

 ボクにとって、日本は第二のふるさと。なにしろ一番長く暮らしている国が日本だからね。もちろん、日本来てからいいことばかりではないけれど、日本で生活したことで、自分の人生や考え方に大きな影響があった。

 それにボクは、ギニア人の中で、いちばん日本に長く住んでる。アフリカ人としても、かなり古い方かな。だから、ギニア代表というだけでなく、アフリカの代表として、日本のアフリカの架け橋になりたいといつも思っているんだ。

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 そのためには、できるだけ、お互いの国のいいところを結びつけていくが大切だよね。日本人を見ていると、アフリカとの共通点が多い。例えば、「義理と人情」。アフリカにももちろん義理と人情はあるんだ。それから「米を主食とする文化」とかね。

 でも、日本と違って、アフリカはまだまだ貧しい。貧富の差が激しいんだ。アフリカにはカースト制度が残っている国が多い。
 あと、決まりといえば、家父長制がある。これは日本でも残っているよね。長男は、お嫁さんをもらって、代々の家を継ぐ。ちなみにサンコン家では、文部大臣やってる一番上の兄が家を継いでるんだ。それで、次男以降は家を出る。別の場所に家を立てて住むんだ。

 そうそう、ギニアにはお正月もあるよ。1月の1~3日に「実家」に集まるんだ。みんなで昔の話をしたりして、お袋の味を楽しむのも日本と一緒。
 でも、違うのは、お正月にお墓参りに行くことかな。

 ちなみに、ギニアにお盆は無いんだ。なぜかというと、雨期だからね。大雨が降るから、お墓参りどころじゃないんだよ。


コメント


サンコンさんのブログを読むたびに、ギニアと日本の文化に意外な共通点を見つけて、とてもおもしろいなと思います。「いつか行ってみたいな・・・!」なんて思いました。
遠い国を身近に感じさせてくれたサンコンさんに感謝です!これからも楽しみにしています。


投稿者: ケンケン | 2008年06月09日 13:42

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プロフィール
オスマン・サンコン
1949年ギニア共和国ボッファ生まれ。1969年にコナクリ大学から、ソルボンヌ大学へ国費留学。1972年ギニア共和国外務省に入省し、同年、日本に大使館を開くために初来日。駐日ギニア大使館に1979年まで勤務。1980年にワシントンDC駐米ギニア大使館勤務。その後、ギニアを日本の皆さんにもっと知ってもらいたいという思いで、1984年に外務省を休職し、再来日。タレントとしてテレビ・映画などに多数出演し、全国各地で講演活動を行う。現在は、タレント活動のほか、ギニア日本交流協会顧問としてボランティア活動を行っている。また、ホームヘルパー2級資格を取得し、お年寄りとの交流にも力を入れている。
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