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ヘルパー2級 オスマン・サンコンの明るい家庭がイチバン!

日本とギニアの食事

 初めて日本に来たときは、日本ではどんな料理を食べるんだろうって思ってた。
 まだ右も左もわからないまま、街の食堂に入って、チャーハンを見たときはびっくりした。遠い日本でもお米を見ることができて驚いたんだ。だってギニアの主食は日本と同じお米だから。

 ボクは隣で食べている人のチャーハンが美味しそうだったから、それを指さして注文を伝えたんだ。それからはそのお店に行って人さし指を出すと、いつもチャーハンを出してくれるようになったんだ。日本語がわからなかったから、指一本で店員さんがわかってくれて、ホントによかったよ。でも、それから1か月間、毎日チャーハンを食べたんだけどね。

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 ギニアの料理にもチャーハンに似た焼きめしのような料理があって、美味しいんですよ。焼きめしのほかには、香辛料の効いた魚やお肉や玉ねぎを煮込んだスープをつくって、その中にご飯を入れて炊く料理がある。韓国料理のクッパに似てるかな。でも、フランス料理とかイタリア料理っぽい作り方。
 そうそう、奥さんのギニア料理がすごくおいしいことも忘れずに書いておかなきゃね。

 あと、日本の食事で驚いたのがお箸。2本の棒でご飯を食べているのを生まれて初めて見た。でも、一番困ったのはお刺身。たまたま招待されたとき、魚の活き造りが出てきたんだ。おもてなししてくれたことはわかったのだけど困った。魚の目と目が合ってホント怖かった。ギニアでは生ものは食べないから、魚は必ず焼くか、煮て食べるんだ。
 それにタコも同じお皿に載ってた。アフリカではタコは「悪魔の使い」なんだ。そのときは日本ってめちゃくちゃだと思った。

 そのあと、お箸の使い方を大使館で1か月間練習した。もんじゃ焼きも食べたし、今ではお刺身も食べられるようになった。ボクが好きな日本食はウナギ。あと、寒いのが嫌いだからお鍋は大好きになったんだ。



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プロフィール
オスマン・サンコン
1949年ギニア共和国ボッファ生まれ。1969年にコナクリ大学から、ソルボンヌ大学へ国費留学。1972年ギニア共和国外務省に入省し、同年、日本に大使館を開くために初来日。駐日ギニア大使館に1979年まで勤務。1980年にワシントンDC駐米ギニア大使館勤務。その後、ギニアを日本の皆さんにもっと知ってもらいたいという思いで、1984年に外務省を休職し、再来日。タレントとしてテレビ・映画などに多数出演し、全国各地で講演活動を行う。現在は、タレント活動のほか、ギニア日本交流協会顧問としてボランティア活動を行っている。また、ホームヘルパー2級資格を取得し、お年寄りとの交流にも力を入れている。
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