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ヘルパー2級 オスマン・サンコンの明るい家庭がイチバン!

こんにちは サンコンです

 こんにちは、オスマン・ サンコンです。
 ボクの新しいブログに来てくれて、ありがとう。

 最初だから、自己紹介をしますね。
 ボクは昭和24(1949)年3月11日生まれ。ギニア共和国のボッファというところで生まれました。
 きょうだいは22人。男10人、女12人で、ボクは12番目です。なんできょうだいが多いかというと、ギニアは一夫多妻制なので、ボクにはお母さんが3人いるからです。みんな同じ屋根の下で、仲良く暮らしています。

 名字のサンコンはギニアの言葉で川という意味。名前のオスマンはモハメッドのMessenger boyという意味です。ギニアはイスラム教徒が多く、私もイスラム教を信仰しています。

 ギニアでは、子どもが一人生まれるとオレンジとかマンゴーなどの実がなる木を一本植えて、その木の下にへその緒を埋める慣習があります。そして、木が大きくなって実がなったら、その子が最初になった実を食べるんです。お祝いだから、きょうだいや友だちを呼んで、みんなで一緒に食べます。ボクの木はオレンジ。今年で58歳だけど、毎年たくさん実をつけます。それを日本に送ってもらっているんだけど、すごく甘いんだ。

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 ボクの家族はとにかく、いつもにぎやか。お父さんは県庁の公務員だったけど、ボクたちきょうだいがお父さんから教わったのは、「分かち合うこと」「譲りあうこと」「許し合うこと」「感謝の気持ちをもつこと」の4つ。これは本当に大切なことだと思う。素晴らしいことを教えてくれたお父さんをボクは本当に尊敬しています。

 たとえば、ごはんも家族とか近所とか、みんなで分かち合います。それが当たり前なんですね。
それでもやっぱりきょうだいゲンカもあるんですよ。でもね、お兄ちゃんは妹や弟に譲らなきゃいけない。それが家族のルールだからすぐ仲直りできるんです。

 それから、お父さんは教育をとても大事にしました。ボクたちは当時のギニアでは珍しく、22人全員が小学校に行くことができました。これはとても恵まれていたことなんです。いま、ボクのきょうだいはギニアで活躍していて、一番上のお兄さんは文部大臣、2番目のお兄さんは農林大臣になっています。学校の先生が6人。すぐ上のお姉さんは看護師になりました。あと、ボクの弟の1人は日本に来ていて、ボクが「サンコン」だから、「ヨンコンさん」って言われて一緒にテレビにも出たことがあるんだけど、みんな覚えているかな?

 ボクの家族の話をしていたら、だいぶ長くなっちゃたね。
 ボクはおしゃべりが止まらないから、ごめんなさいね。
 今日はこの辺で。
 この次は、どうして日本に来たのかを書いてみたいと思います。


コメント


はじめまして、サンコンさん。
1こ2こ3コン!のころからテレビで拝見しています。こんなところにブログを作っておられるとは!びっくりしました。
22人兄弟ってすごいですね。私は一人っ子だったのでうらやましいです。(今は4人の子持ちですが・・・)兄弟の多い人がうらやましかったことを覚えています。
お父さんの4つの教えはすばらしいですね。日本の父親はどんな教えを子供にしているのか?最近の子供たちをみると、分かちあうとか譲り合うとか他人を大事にすることは教えられてないように思います。サンコンさんのお父さんのような人が日本にたくさんいたらよかったのに…。
話が長くなってすみません。とても感動したので…。またおじゃまさせて下さいね。


投稿者: hiroko | 2007年07月07日 00:01

はじめまして、サンコンさん

この日の日記以外にも
他の日の日記を読ませてもらいました。

サンコンさんの家族は素晴しい方なのですね。
あまりに日本から遠くて
お互い知らないことも多いですが、
サンコンさんを中心に
両国の絆が
いっそう太く、強くなることを願っています。

ご健康にお気をつけください。
また遊びに来ます。


投稿者: post | 2008年03月09日 23:51

サンコンさん、はじめまして。私もまだ学生の頃から、テレビで活躍されているお姿を見ています。主人の海外転勤に伴い、家族でブラジルに来て一年になります。自分の産まれた国以外の国で
生活する事の大変さがよく解りました。食べ物が違うというのは、本当に苦労しますよね。言葉の壁も…日本にいる時はおしゃべりが好きで、人が好きだったのに、言葉が通じなくて黙ってしまう事も。でも、ブラジルの人々はとても明るく、親切な人が多いので最近はとても楽しいです。助け合う、許しあう。人間関係が希薄になりつつある現代で、とても大切な事だと思います。
今後も、為になるお話を沢山聞かせてくださいね!


投稿者: konkon | 2008年03月10日 07:54

サンコンさんのブログを遅ればせながら
拝見させていただきました。
サンコンさんのお話はとても丁寧で分かり易く
読んでいて心がホワ~ッとやさしい気持ちに
なります…。
サンコンさんのやさしい温かいお人柄が出ている
なぁ…と思いました。
お父様の4つの教え、私も感動しました。
私も二人子供がおりますが、4つの教えを聞かせたいです。また私自身も4つの教えを常に心に留めて行こうと思います。
ありがとうございました!


投稿者: akiko | 2008年03月10日 09:34

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

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プロフィール
オスマン・サンコン
1949年ギニア共和国ボッファ生まれ。1969年にコナクリ大学から、ソルボンヌ大学へ国費留学。1972年ギニア共和国外務省に入省し、同年、日本に大使館を開くために初来日。駐日ギニア大使館に1979年まで勤務。1980年にワシントンDC駐米ギニア大使館勤務。その後、ギニアを日本の皆さんにもっと知ってもらいたいという思いで、1984年に外務省を休職し、再来日。タレントとしてテレビ・映画などに多数出演し、全国各地で講演活動を行う。現在は、タレント活動のほか、ギニア日本交流協会顧問としてボランティア活動を行っている。また、ホームヘルパー2級資格を取得し、お年寄りとの交流にも力を入れている。
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