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野田明宏の「俺流オトコの介護」

胃ろう造設決断後の悩み・不安

 胃ろう造設する。
 あまり余裕もなく、あれよあれよいう間に医師から促されて決断する・した。
 というケースが多いらしい? オレ自身が個人的に聞き取りしたわけではないので体感で理解してるわけではない。ただ、最近の胃ろう造設への問い掛けから、そんな声をネット上で頻繁に目にしている。
 オレ自身は、以前も記したが、オレの方から医師へ積極的に胃ろう造設を懇願した。
 母が生き残る手段は、それしかない。
 嚥下困難時から決めていた。当然、決断する前は考えた。悩み、考えた時点が他様より早かっただけ。
 で、胃ろう造設するにあたり、決断後の造設前から造設後あたりに悩んだり不安だったりしたことを以下に記していきたい。
 まず、胃ろう造設後は経管栄養剤に頼ることになる。皆が皆ではなかったが、少なくない看護師から、
 「人にもよるけれど、胃ろうから栄養剤を入れるようになると下痢する人が多いなあ!」
 とにかく、オレの一番の不安は、この下痢だった。どういう程度の下痢かまでは様々なのだろうけれど、造設後の日々が思いやられた。

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 今、エンシュアという経管栄養剤を母は使用している。保険が効く。母の一食は、なんと10円だ。後期高齢者医療被保険者証のお陰で1割負担だから。
 母は胃ろう造設のため、10日間ほど入院した。これは検査も含めての日数。特養入所者などは、入院しないで、術後、少し落ち着いたら帰ホームする人も珍しくないらしい。
 もっとも、特養の母体が病院で、すぐ近所に併設のような環境であるなら問題ないのかもしれない。余談だが、病院暮らしをしていると、否が応でも雑音と接しなければならない。希に、ライターとしてのオレにとってホームランもあったりするから病棟名主さんとの付き合いも大事になる。
 話が逸れたが、病院でエンシュアから始める所はあるのだろうか? これについては十人以上から聞き取りしたのだが、エンシュア以上にハイカロリーな、日本でも一般的に有名な会社の栄養剤を使用している。
 母もそうだった。1回目を入れた翌日、完璧な下痢だった。目の辺りにして、オレも覚悟を決めた。ところが、翌日からは便が出ない。退院日が近くなって、浣腸して出したような記憶がある。
 結局、母の頑固な便秘は、経管栄養剤になっても変化はなかった。ただし、下痢の症状が出る人が多いことは間違いない事実らしい?
 でだ。振り返る。
 エンシュアは保険が効く。
 これを教えてくれた病院関係者はいなかった。オレは、エンショア以上にハイカロリーな栄養剤を3ケース、販売価格でまとめ買いして帰ったのだった。
 残念。エンシュアに保険が効く、と教えてくれた人を失念してしまっている。

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 次に、胃ろうボトル。看護師から指導されたのは、夕食を済ませたら、必ず消毒してください。つまり、除菌しなさい、ということだ。
 哺乳びんを消毒液に浸けていた方々も多いはず。それと同じ意味合いなのだが、オレは真面目に毎夜、それを実践していた。ミルトンという液を使用していた。ただ、これも結構ストレス。薄めてはいるのだけれど、こんな液に手を直接はアウト。だから、朝は医療用薄手袋を填めて洗う。
 訪問看護師さんに相談した。とても良いアドバイスを頂いた。
 「野田さん。あのボトル一式は食器と考えてください。食器を毎日、消毒しますか? 洗剤で洗うだけでしょう。消毒は週に一度もやればいいんです」
 もちろん実践した。ただ、洗ったあと、熱湯は流し込んでいる。
 次に薬。発熱すると、だいたいがロキソニンを使用する。粒は硬い。これ、シリンジで、注射器に似たモノで入れようとすると入らない。小さな粒となってシリンジ内に残る。必ず、粉末のモノを薬局に注文しないといけない。
 まあ、こんなところかな?
 胃ろう部位から浸出液が出る、
 胃ろう部位周囲が被れる。
 こんな悩みは、胃ろう造設してかなり経てのこと。
 胃ろう造設。悩みは、
 延命か否か?
 だけに限ったことではない。

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プロフィール
野田明宏
(のだ あきひろ)
フリーライター。1956年生まれ。約50カ国をバックパックを背負って旅する。その後、グアテマラを中心に中央アメリカに約2年間滞在。内戦下のエルサルバドルでは、政府軍のパトロールにも同行取材等etc。2002年、母親の介護をきっかけに、老人介護を中心に執筆活動を開始。2010年現在、83歳になる母と二人暮らしで在宅介護を続ける。主な著書は『アルツハイマーの母をよろしく』『アルツハイマー在宅介護最前線』(以上、ミネルヴァ書房)など多数。『月刊ケアマネジメント』(環境新聞社)にて、「僕らはみんな生きている」連載中。
http://www.noda-akihiro.net/
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