ページの先頭です。

ホーム >> 家庭介護サポーターズ >> 野田明宏の「俺流オトコの介護」
野田明宏の「俺流オトコの介護」

母との瞬時

まずはお断りです。
 この原稿は、11月30日・火曜掲載の延長にあるモノで、リアルタイムに行動&実践しなければならないことについて記します。
 次回からは、通常モードの過去に経験したことや考え悩んだことに触れることになるのですが、これまで火・金曜と週2回頑張って連載してきましたが、火曜は不定期とさせてもらうことにしました(m_m)。
 で、以下に、母が検査入院した結果が記されたモノ。字が小さいかもしれないですが、読めないとなると、虫眼鏡等を活用でお願いいたします。

b.jpg

 やはり、脳の萎縮がかなり進んでいた。
 心臓 肺 胃 腸などに問題がなくても、脳に問題があれば嚥下機能を筆頭にアチコチやられてしまう。今回の結果の文言の中に“週末期”という語彙も含まれているが、これは胃ろう造設した時点から想定内だったのであまり驚きはしなかった。
 ただ、デイサービスにお世話になっているときに、特変があれば緊急時対応を考えなければならない。他利用者さんもおり、いくらオレ自身の口から、
 「できればデイサービスで逝かせてやってください」
 と懇願しても無理なモノは無理。今、どこに搬送するかを模索中。我が家であれば、オレ自身の決断でOK。下顎呼吸がはじまっていれば、オレが抱いて逝かせてやりたい。
 それと、胃ろう交換について。前回の交換時から胃カメラを飲んで交換することになったのだが、交換後、顔面蒼白で戻って来た。母は辛かったのだ。とても不憫だった。なので、胃カメラを飲まなくても良い病院を探している。
 しかし、週末期。今日、突然にお迎えが来るかもしれないし、3年後かもしれない。
 今、母との瞬時を大事にしたい。
 以下の写真は11月30日午前に撮ったモノ。表情は穏やかだ。

a.jpg

続きを読む


コメント


私の母の場面を思い出しました。数年前です。入院していました。夜11時頃に病院から連絡を受けまた。病院につき部屋に入ると下顎呼吸の状態でした。
下顎呼吸がはじまっていれば、オレが抱いて逝かせてやりたい。とのこと、そう思いました・・・
和ちゃんの穏やかな表情は、愛する息子さんに見守られている安心感なんでしょうね。


投稿者: my男 | 2010年12月04日 15:16

my男 さま

オレが抱いて逝かせてやりたい。

本心なんですけれどね。
だけど、私のワガママだとお叱りを頂戴することもあります。
下顎呼吸が始まると待つだけです。
父がそうでした。
もちろん、父のときは初めてでしたから慌てました。
でも、見た目とは正反対に本人は楽なのだと掛かり付け医から聞きました。
そのようです。
だから、我が家で下顎呼吸がはじまれば、
抱いて、私の胸の中で逝かせてやる覚悟です。


投稿者: 野田明宏 | 2010年12月06日 17:18

※コメントはブログ管理者の承認制です。他の文献や発言などから引用する場合は、引用元を必ず明記してください。

コメントを投稿する




ページトップへ
プロフィール
野田明宏
(のだ あきひろ)
フリーライター。1956年生まれ。約50カ国をバックパックを背負って旅する。その後、グアテマラを中心に中央アメリカに約2年間滞在。内戦下のエルサルバドルでは、政府軍のパトロールにも同行取材等etc。2002年、母親の介護をきっかけに、老人介護を中心に執筆活動を開始。2010年現在、83歳になる母と二人暮らしで在宅介護を続ける。主な著書は『アルツハイマーの母をよろしく』『アルツハイマー在宅介護最前線』(以上、ミネルヴァ書房)など多数。『月刊ケアマネジメント』(環境新聞社)にて、「僕らはみんな生きている」連載中。
http://www.noda-akihiro.net/
メニュー
バックナンバー
その他のブログ

文字の拡大
災害情報
おすすめコンテンツ
福祉資格受験サポーターズ 3福祉士・ケアマネジャー 受験対策講座・今日の一問一答 実施中
福祉専門職サポーターズ 和田行男の「婆さんとともに」
家庭介護サポーターズ 野田明宏の「俺流オトコの介護」
アクティブシニアサポーターズ 立川談慶の「談論慶発」
アクティブシニアサポーターズ 金哲彦の「50代からのジョギング入門」
誰でもできるらくらく相続シミュレーション
e-books