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鎌倉ベルの会がおくる「家庭介護のコツとチエ」 2008年12月

江戸時代の鎌倉~英勝寺

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英勝寺仏殿の天井絵

 北鎌倉からのトンネルを抜けると、右手に最初に見えるお寺は鎌倉唯一の尼寺、英勝寺(えいしょうじ)です。
 ここは江戸城を築いた大田道灌(おおた・どうかん)の邸跡でしたが、その地に徳川家康の側室である、お勝の方が尼寺を創建しました。



幼い頃の思い出と包丁研ぎ

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 ベルの会にお世話になってから、いつの間にか7年が経ちました。
 料理のお手伝いはもちろんのこと、長い間の経験を生かし、経理事務などをさせていただいています。
 入会当初からごく自然なかたちで、毎回30分ほど早出し、使われる包丁12丁ほどを研ぎ澄まし、調理のみなさんの到着をお待ちするのが私の喜びとなりました。
 時に感謝され、時に切れすぎるので「研ぐのは隔週にして下さい」などと、思いもよらない言葉をいただいたりもしました。



退職後の世界

 ベルの会とのつきあいは、会社勤めより長いのですが、会費を払うだけで日々仕事に追われて生きてきました。
 退職を機に、念願の調理に参加させていただいています。
 会社にいる時には考えられないような、手間のかかった、こだわりの料理を主婦のプロたち(!?)が、手際よく作り上げていくのを、感心して見ています。
 私は洗いものや野菜刻み専門で…。

 退職後のもう一つの楽しみが、自転車(マウンテンバイク)です。
 湘南の海や山を横目に、風のように走ると、スカッとします。
 今年の6月には、自転車でシルクロードを走る会に入り、イラン-アルメニア-グルジア-トルコとまわってきました。

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女もすなる料理といふものを

 身近な人のために、自分ができることをすすんで行う。
 そこから、自分に役立つことを見つけることができたならと思う。
 人がやれないこと。人がやらないこと。
 それが見つかると、今までの自分とは違う味が出てくるかな。
 そんな思いで、ベルの会の調理に参加している。

 話は変わる。男の私がつくる料理についてである。
 おふくろの味はいつの時代でも同じで、肉じゃが、キンピラ、青菜のお浸しや胡麻和えなど。
 ある時、「すきやきもいいねぇ」という利用者さんの声をヒントに、いつでも好きな時に食べられる“すきやき”を考えてみた。
 肉のあいだに具を挟み込み、巻いて煮込んだ「すき焼きロール」。
 つくったものをラップやビニール袋へ入れ、個々に調理名と調理した日を書いて冷凍保存する。食べたい時に「チン」すればOK。
 ちなみにこの調理法は、最近人気のあるタイプの冷蔵庫にもあるようだ。温かい料理の旨味をとじこめ、急速冷凍するタイプらしい。
 大田区にある調理師学校では、5年も前から「チルドクッキング」と称して、公開講座で実演をされていた。



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プロフィール
NPO法人鎌倉ホームヘルプ協会ベルの会
1991年に会員制による非営利有償の配食・ホームヘルプサービス団体として発足。2002年にNPO法人化。介護保険発足後は訪問介護事業に加え、地域支援型のホームヘルプサービスと週2回の配食サービスを行っている。利用会員235名、協力会員121名、賛助会員40名。鎌倉の食材を用いてつくられる季節感あふれるお弁当は、長年愛好するファンが多い。
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