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露木先生の受験対策講座

露木 信介(つゆき しんすけ)

プロフィール露木 信介(つゆき しんすけ)

社会福祉士(認定社会福祉士・医療分野、認定医療社会福祉士)、社会福祉学修士。
 現在、東京学芸大学教育学部で教員をするとともに、埼玉県立大学をはじめ他大学や他専門学校での非常勤講師、現場におけるスーパービジョンや職員研修などを行っている。昨年までは、病院でチーフ・ソーシャルワーカーとして管理業務や相談業務を行っていた。
 受験関係では、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士等の養成講座の講師、受験テキストや模擬試験問題の作成、受験対策講座の講師などを行っている。

第14回 「権利擁護と成年後見制度」のポイント

 さて、今回は、「権利擁護と成年後見制度」の具体的な内容、ポイントについて解説していきたいと思います。今回も、公益財団法人社会福祉振興・試験センターが示す出題基準に即した内容で整理していきます。

本科目のねらい

 本科目の出題基準によると、大項目として、1.相談援助活動と法(日本国憲法の基本原理、民法・行政法の理解を含む。)との関わり、2.成年後見制度、3.日常生活自立支援事業、4.成年後見制度利用支援事業、5.権利擁護に係る組織、団体の役割と実際、6.権利擁護活動の実際の6項目があげられています。

第28回試験をみてみると…

 本科目は、7問中1問が事例問題でした。例年、事例問題は、1~2問程度出題され、知識を問う形の事例・実例が問われています。第28回試験では、「成年後見制度」に関する具体的事例が出題されています。このように、基礎的知識と同時に、その知識を活用できる応用力や実践力が必要となります。

 また、第28回試験でも、第27回試験に引き続き、社会福祉士の役割・機能として、重視、期待されている成年後見制度に関する問題がしっかりと出題されていました。どの分野の社会福祉士も、成年後見制度の知識は必須ですので、実践で活用できるように整理しておきましょう。できれば、現場をもっている方や学生の場合は実習などで一事例担当すると理解が深まるでしょう。

 出題内容としては、出題基準でも挙げられている「憲法」「民法」「行政法」からは、「行政法(「不服申し立て」「裁判(訴訟)」)、「民法(監護・養育・親権)」について出題されています。また、本科目では、「人権擁護」という切り口で、「暴力」や「虐待」「(障害者の)権利条約」などの出題の予測されますので、各種虐待法やDV法、障害者の権利条約などについては、整理しておきましょう。第28回試験では、問題80で成年後見関係事件の概要に関する統計について問われました。

 では、出題基準で取り扱われる6項目をもとに整理していきます。