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私はこうして合格しました!

国家試験を突破して晴れて社会福祉士の資格を取得した皆さんに、効果的な勉強法や仕事をしながら勉強を続けるコツ、資格を仕事に活かす展望などについてうかがいました。

第81回 K・Aさん

第81回 K・Aさん
医療ソーシャルワーカー

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K・Aさんが使った参考書

社会福祉士国家試験受験ワークブック(専門科目編)
社会福祉士国家試験受験ワークブック編集委員会=編集
中央法規出版
社会福祉士・精神保健福祉士国家試験受験ワークブック(共通科目編)
社会福祉士・精神保健福祉士国家試験受験ワークブック編集委員会=編集
中央法規出版
社会福祉士国家試験模擬問題集
一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟=編集
中央法規出版

K・Aさんの合格までの道のり

日程勉強内容等
4月~大学の対策講座(週2回)
大学の対策講座で配布された問題(過去問・模擬問題)を中心に勉強
9月模試(日本社会福祉士会)
10月卒業論文完成
本格的に勉強開始
11月過去問を4年分解く
12月模試(社養協(現・ソ教連))
科目別に過去問を5回解く
ワークブックの一問一答を繰り返し解く
1月試験本番
2月就職活動開始
3月合格発表♪
4月就職内定

K・Aさんが考える必勝3か条
  • 覚悟を決める
  • 絶対できると信じる
  • 最後まで諦めない

受験をしようと決めたきっかけ

 母が資格取得をすすめてくれていたのですが、正直な話、私は大学に入学しても福祉に興味がもてずにいました。大学も毎日辞めたいと1・2年生の頃は泣いてばかりいました。

 そして、そんなふうに過ごすなかで、とても大切な人が自殺で亡くなりました。その人を救いたかったし、その人の家族も救いたかったのに、私は何もできませんでした。

 何ができるかはこれから考えるとして、「自殺を防ぎたい」「こういう悲しい思いをする人(家族や友達)を支えたい。たとえ、そうなっても残された人が生きていけるようにしたい」と考えるようになりました。そのためには、「人を支える福祉の専門職に就かねば」「資格は何が何でも取らねば」と一発奮起しました。

 現在、日々の業務に追われるなか、ソーシャルワーカーとして何ができるのか模索しています。

具体的な勉強方法

 大学でも試験対策はありましたが、本格的に試験勉強をはじめたのは10月からでした。

  • (1)まずは過去問を4年分解くことからはじめました。
    間違えたり、わからないことはワークブックに戻り、マーカーで確認したり、補足は付箋に書いて貼ったりという作業を行いました。
  • (2)今度は科目別に過去問を解きました。合計で5回は解いたと思います。
    間違えた箇所は、大きく紙に書いて家の至る所に張り、いつでも目にふれる環境にしました。家にいるときは、声に出して勉強していました。
  • (3)移動中は手軽に持ち運べる暗記ブックを繰り返し、繰り返し見ていました。
  • (4)追い込み時期は、新しいことには手を出さず、ワークブックの一問一答を繰り返し解きました。

 たくさんの参考書に手を出すより、たとえ薄くても1冊を完璧にすることがよかったと思います。

 また、年表で歌をつくったり、覚えやすいゴロを考えたら友達と教えあったりしていました。

息抜きも大切!

 私の場合は、週に1回友だちや先輩と飲みに行って、必ず息抜きをしていました。先輩からは職場での話も聞けて、ベタですが勉強に向けてやる気が出ました。

 遊ぶときは、思いっきり遊んでいいと思います。

試験当日や前日に気を付けたこと(気を付けるべきこと)

  • ○ 手洗い・うがいなどの健康管理
  • ○ 試験前日に会場の下見、忘れものチェック
  • ○ 当日の試験では、わからない問題はしょうがないけれども、少しでもわかる問題は確実にものにしようと決めて臨みました。

現在の仕事について

 ケアミックスの病院で、ソーシャルワーカーをしています。主に回復期を担当しており、入院中の不安や心配事、退院後の生活について相談に対応しています。

これから受験する方へ一言

 皆さんが言われているように、やはり早めに勉強をはじめることが一番いいのかなと思います。自分に合った勉強方法をみつけて、模試は必ず受けるようにしてください。

 試験勉強はたいへんですが、支えてくれる家族・友人・恩師が周りにいると思います。最後まで諦めずに、がんばってくださいね。応援しています。

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