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私はこうして合格しました!

国家試験を突破して晴れて社会福祉士の資格を取得した皆さんに、効果的な勉強法や仕事をしながら勉強を続けるコツ、資格を仕事に活かす展望などについてうかがいました。

第68回 M.Nさん

第68回 M.Nさん
地域活動支援センター 支援スタッフ
<所有資格>社会福祉士、精神保健福祉士

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M.Nさんが使った参考書

社会福祉士国家試験受験ワークブック(専門科目編)
社会福祉士受験ワークブック編集委員会=編集
中央法規出版
社会福祉士・精神保健福祉士国家試験受験ワークブック(共通科目編)
社会福祉士・精神保健福祉士受験ワークブック編集委員会=編集
中央法規出版
国民の福祉と介護の動向
厚生労働統計協会=編集
厚生労働統計協会

M.Nさんの合格までの道のり

日程勉強内容等
9月大学の試験対策講座が始まる
大学での対策授業や模擬試験
11月本格的に試験勉強開始
図書館や食堂につめて仲間と勉強
(1日8時間 試験日まで)
翌年1月試験当日
マークシートの書き間違いに注意
翌年3月一発合格!大学卒業

M.Nさんが考える必勝3か条
  • 1.仲間との勉強
  • 2.試験モードへと頭をしっかり切り換える
  • 3.時代背景など、大きな流れから頭に入れてゆく

福祉の世界へ導かれて…

 M.Nさんは現在、障害者センターの地域活動支援センタースタッフとして障害や難病を持つ地域の方々と接しています。仕事を始めて2年目のM.Nさんは、接している皆さんの笑顔を見ると「仕事をしていてよかったな」と感じるそうです。

 「漠然と『福祉』がやりたい気がして大学に進みましたが、そこで初めて社会福祉士資格の存在を知りました。せっかく資格を取れる学部にいるのだから取ろうと思い目指すことにしました」

 「漠然と」という言葉の裏が気になり、福祉の世界に興味を持ったきっかけを聞いてみると、「小中学校時代は同じクラスに障害を持つ子がいて、一緒に遊んだりしていた。自然に障害を持つ人との触れあいがあった」とのこと。こういった経験が知らず知らずのうちにM.Nさんに大きな影響を与えていたのでしょうか。

ストレスをためない勉強

 通っていた大学では9月から試験対策の授業が開催されました。その後、模擬試験もありましたが、その時点ではまだ受け身で勉強しているような状況でした。本格的に勉強に取り組んだのは4年生の11月からです。試験当日まで3か月を切る時期からの勉強となると、試験科目の多さから見ても対策は大変だったでしょうね。そんな状況のM.Nさんを支えたのは、常に一緒に勉強していた仲間でした。

 「試験勉強は仲間がいないとできませんでした。きっちりグループとして集まっていたわけではありませんが、学校の図書館にいつもいる人たちと話すようになり、何となく仲間意識も生まれてきたんです。図書館に行くといつものメンバーが揃うという感じになり、質問をしあったり、励ましあったり、いつのまにか昼も夜もご飯を一緒に食べていました。勉強することがみんなと一緒にいることで、楽しかった」

 勉強をしていた場所はほとんどが図書館か食堂。仲間のいる場所でした。そのおかげで試験勉強をすることにストレスはなかったそうです。

試験対策は頭を切り換えて

 「最初に購入した参考書は『必携社会福祉士』(現在刊行中止)の専門科目編です。教科によって多少違いますが、私の場合実際に役立ったのは『社会福祉士受験ワークブック』(現『社会福祉士国家試験受験ワークブック』)。専門編・共通編の両方を購入して、線を引いたり書き込んだりしていきました。あとは『国民の福祉の動向』(現『国民の福祉と介護の動向』)と予想問題集が役立ちました。試験対策には、それまで受けてきた授業が直接は役立ちません。完全に頭を国家試験モードに切り換える必要がありました」

 大学の授業を受けることとは全く別モノだった試験対策の勉強。参考書を活用することで区別したんですね。

苦手科目も、捨てるわけには…

 M.Nさんの勉強方法は、まず大まかな流れを頭に入れ、細かい部分を何度も何度も繰り返して憶えていくという方法でした。参考書等で覚えた内容を、繰り返す時には、過去問等を利用して自分で問題を作っていたそうです。

 ただ、「うまくいかなかったのは、身体が拒否するような苦手科目があったことです」

 0点の科目があると、他の科目の合計点が合格基準点を超えていても不合格になってしまうのが社会福祉士の国家試験です。出題範囲は多岐に渡っていますが、苦手な科目を捨てるわけにはいかないのです。

 どう対処したかというと、「憶えやすいところだけは憶えて、ある程度は見切りをつけました。できるだけその科目と仲良くなるように努力をしました」とのこと。

 大学では試験を受けるのが当然といった雰囲気で、M.Nさんが試験を受けることは周りにも知られています。そのことを考えると身を引き締めて勉強に取り組むことができたそうです。

自信は持っても気は抜かずに

 「試験がせまってくると、体調管理には気を配りました。当日はマークシートの番号を間違えないことだけ注意し、あとは自分のやってきたことに自信を持って試験に臨みました」

 本番の試験では、マークシートの記入が一段ずれていて、最後の問題で気づくなんてこともありえます。勉強してきたことが無駄にならないよう気を引き締めて試験に臨む必要がありますね。

背景を理解することで勉強を効率的に

 こうしてなんとか一度目の国家試験挑戦で合格を手にしたM.Nさん。最後に、これから受験される方にアドバイスをいただきました。 

 「単純に覚えることだけに頭をいっぱいにしないで、その背景も考えていくと実感しやすいですよ。『国民の福祉の動向』(現『国民の福祉と介護の動向』)はそういう意味で参考になりました。まず時代背景があって制度が生まれて実態となります。今勉強していることも、時代の流れの一部分だということを意識し、流れを楽しみながら勉強することをおすすめめします」

 社会福祉士の国家試験に合格するのはもちろん簡単なことではありません。でも、皆さんにあった勉強の方法がきっとあるはずです。あきらめずに自分なりの勉強方法を見つけて合格を手にしてください。

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第69回 M.Mさん