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張先生の受験対策講座

張 百々代(はり ももよ)

受験勉強のガイド役となるのがこのコーナーです。受験対策のプロである張(はり)先生が、あなたの合格までの道のりをサポートします。

プロフィール張 百々代(はり ももよ)

精神保健福祉士・社会福祉士。児童養護施設、老人福祉施設での勤務を経て福祉系専門学校講師に。
現在は受験対策講座講師、各大学での受験対策に従事しており、第三者後見人として精神障害者・知的障害者の成年後見活動にも携わっている。

第27回 人体の構造と機能及び疾病

 皆さんこんにちは。今回から共通科目を取り上げていきたいと思います。「人体の構造と機能及び疾病」では、人体の各構造とそれぞれの機能を理解し、それらの機能が障害されたとき、どのような疾病を引き起こすかを押さえておきましょう。また、疾病と障害の概要、老化と生活習慣病などもよく学習しておきましょう。今回は、感染症と食中毒について取り上げていきます

 では最初に、前回の課題の解説をしておきましょう。

第19回 精神保健福祉士国家試験問題 「精神障害者の生活支援システム」

問題75 精神障害者の就労支援に関する次の記述のうち、正しいもの1つ選びなさい。

  • 1 就労継続支援(A型)は、雇用契約の締結による就労機会を提供する。
  • 2 就労継続支援(B型)は、利用期間を定めている。
  • 3 地域障害者職業センターは、市町村に1か所ずつ設置されている。
  • 4 「障害者総合支援法」は、障害者雇用率を定めている。
  • 5 障害者就業・生活支援センターは、事業主に障害者雇用率達成指導を行う。

正答1

解答解説

  • 1 正しい。雇用型は、企業等に就労することが困難な継続的に就労可能な障害のある者に、雇用契約に基づく生産活動の機会の提供、知識および能力の向上のために必要な訓練などを行うものです。対象は、利用開始時に65歳未満で、就労移行支援事業を利用したが、企業等の雇用に結びつかなかった者、特別支援学校を卒業して就職活動を行ったが、企業等の雇用に結びつかなかった者、企業等を離職した者等就労経験のある者で現に雇用関係がない者です。
  • 2 誤り。就労継続支援事業の非雇用型は、利用期間の定めはありません。通常の事業所に雇用されることが困難な就労経験のある障害者に対して、生産活動などの機会の提供、知識および能力の向上のために必要な訓練などを行うものです。サービス内容は、通所により、雇用契約は結ばずに、就労や生産活動の機会を提供し、一般就労に必要な知識、能力が高まった者は、一般就労等への移行に向けて支援します。
  • 3 誤り。障害者職業センターは、市町村に1か所ずつ設置されてはいません。すべての都道府県と7支所の合計52か所に設置されています。地域障害者職業センターには、障害者職業カウンセラーが配置されており、障害者の職業能力評価、職業指導、職業リハビリテーション計画の作成、作業体験、準備講習、生活技能訓練、障害の判定、リワーク支援計画、ジョブコーチ派遣・養成・研修、事業主支援計画の作成と雇用管理の助言、精神障害者総合雇用支援等を行っています。
  • 4 誤り。障害者雇用率を定めているのは、障害者の雇用の促進等に関する法律です。現在は、一般企業(50人以上)は2.0%、特殊法人・独立行政法人と国・地方公共団体は2.3%、都道府県教育委員会は2.2%になっています。なお、平成30年度から精神障害者が法定雇用率に算定されることになったことにより、厚生労働省の労働政策審議会は、民間企業の障害者雇用率を2.3%(当分の間2.2%、3年を経過する日より前に2.3%)に引き上げるという報告書を厚生労働大臣に提出し、厚生労働省はこの案を踏まえて今後対応していくことになっています。
  • 5 誤り。事業主に法定雇用率達成指導を行っているのは、公共職業安定所です。公共職業安定所は、法定雇用率未達成企業に対する指導、企業名の公表を行い、障害者雇用を促進していく役割を担っています。厚生労働大臣は法定雇用率未達成企業に対して「障害者雇い入れ計画の作成」を命じることができるとされています。

 いかがでしたか。「精神障害者の生活支援システム」は、精神障害者が地域で生活していくうえで、援助者として知っておかなければならないさまざまな就労支援機関やその役割、居住支援などについても、十分学習しておきましょう。

 では今回の、「人体の構造と機能及び疾病」に入っていきましょう。今回は、皆さんが苦手と思われる感染症と食中毒について取り上げていきたいと思います。