メニュー(閉じる)
閉じる

ここから本文です

張先生の受験対策講座

張 百々代(はり ももよ)

受験勉強のガイド役となるのがこのコーナーです。受験対策のプロである張(はり)先生が、あなたの合格までの道のりをサポートします。

プロフィール張 百々代(はり ももよ)

精神保健福祉士・社会福祉士。児童養護施設、老人福祉施設での勤務を経て福祉系専門学校講師に。
現在は受験対策講座講師、各大学での受験対策に従事しており、第三者後見人として精神障害者・知的障害者の成年後見活動にも携わっている。

中央法規の
『精神保健福祉士受験対策セミナー(実力アップ講座/最終チェック講座)』
 精神保健福祉士国家試験は難解な問題ばかりと感じていませんか? 
合格ラインを超える効率的な学習方法をお伝えします!
  • 実力アップ講座
    東京会場:11/18 (土)[専門]、19 (日)[共通]、26 (日)[共通]
    大阪会場:12/ 9 (土)[専門]、24 (日)[共通]
  • 最終チェック講座
    東京会場:12/23 (土・祝)[専門]、24 (日)[共通]
    大阪会場:2018 /1/7 (日)[共通]、8 (月・祝)[専門]
詳細・お申し込みはこちらから

第20回 権利擁護と成年後見制度

 皆さん、こんにちは。今回は「権利擁護と成年後見制度」を取り上げます。この科目は難しいと思われがちですが、受験対策として求められている内容は限定されていますので、出題基準を丁寧に学習しておけば、合格点は十分にクリアできます。

 では、まず前回の保健医療サービスの課題の解説をしておきましょう。

第19回 精神保健福祉士国家試験 「保健医療サービス」

問題71 医療機関の基準に関する次の記述のうち、最も適切なもの1つ選びなさい。

  • 1 特定機能病院は、都道府県知事の承認を受けることとされている。
  • 2 地域医療支援病院は、100 床以上の病床を有することとされている。
  • 3 診療所は、最大20 人の患者を入院させる施設であることとされている。
  • 4 在宅療養支援病院は、在宅医療の担当医師を1 名以上配置することとされている。
  • 5 在宅療養支援診療所は、24 時間、往診が可能な体制を確保することとされている。

正答 5

解答解説

  • 1 誤り。特定機能病院は、厚生労働大臣の承認を受けることとされています。高度医療を提供する機能を有し、(1)高度医療の提供能力、(2)高度医療技術開発・評価能力、(3)高度医療研修能力、(4)厚生労働省令で定めるすべての診療科を有すること、(5)500床以上という条件を満たして承認を受けます。
  • 2 誤り。地域医療支援病院は、200床以上の病床を有することとされています。地域医療支援病院は、地域のかかりつけ医や診療所、個人病院等を支援するための病院として、都道府県知事が承認した病院です。(1)紹介患者の診察(かかりつけ医への逆紹介も含む)、(2)医療機器の共同利用の実施、(3)救急医療の提供、(4)医療従事者研修の実施(年12回以上)、(5)200床以上という条件を満たして、都道府県知事の承認を受けることとされています。
  • 3 診療所は、19人以下の患者を入院させる施設であることとされています。診療所とは、医師又は歯科医師が、公衆又は特定多数人のため医業又は歯科医業を行う場所であって、患者を入院させるための施設を有しないもの又は19人以下の患者を入院させるための施設を有するものをいいます。
  • 4 誤り。在宅療養支援病院は、在宅医療の担当医師を配置する義務はありません。在宅療養支援病院は、4km以内に診療所がない200床未満の病院であって、24時間連絡を受ける体制を確保していること、24時間の往診及び訪問看護が可能であること、緊急時に入院できる病床を確保していること、連携する保険医療機関・訪問看護ステーションに 適切に患者の情報を提供していること、年に1回、看取りの数を報告していることが要件になっています。
  • 5 正しい。在宅療養支援診療所は、24時間連絡を受ける体制を確保している診療所で、無床診療所でも可能です。また、24時間の往診・24時間の訪問看護が可能であること、緊急時に入院できる病床を確保していること、連携する保険医療機関、訪問看護ステーションに対して、適切に患者の情報を提供していること、年に1回、看取りの数を報告していることが要件となっています。看護師の配置についての規定はありません。在宅療養支援診療所は、患者や家族がいつでも連絡できるように、24時間連絡を受ける医師又は看護職員をあらかじめ指定し、その連絡先を、文書で患者や家族に連絡しておかなければならないとされています。

 いかがでしたか。「保健医療サービス」は、医療保険制度の概要、診療報酬、医療法に規定されている医療提供施設、病院類型、医師や看護師などの医療専門職の役割、地域医療における連携等をよく学習しておきましょう。

 では、今回の「権利擁護と成年後見制度」について、出題基準をもとに過去の出題傾向を分析し対策を立てていきたいと思います。