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石橋先生の受験対策講座

石橋 亮一(いしばし りょういち)

忙しい日々の中で効率よく勉強するにはどうしたら?とお悩みのあなたに、ぴったりのガイド役となるのがこのコーナーです。介護の現場にも詳しい石橋亮一先生が受験勉強のポイントを講義します。

プロフィール石橋 亮一(いしばし りょういち)

社会福祉法人同胞互助会にて特別養護老人ホーム、在宅介護支援センターに、株式会社ベネッセコーポレーションにてホームヘルプサービスなどに従事。
現在は、地域や学校、介護サービス事業者や施設の研修講師、アドバイザー、介護認定審査会委員、東京都第三者評価員、介護サービス情報の公表制度調査員などを兼務。介護福祉士などの受験対策講座も数多く行っている。 (介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員、福祉住環境コーディネーター2級、介護予防主任運動指導員)

第12回 テキスト(参考書)と過去問題解説集について

 こんにちは。
 ここまで「人間と社会」領域の3科目を勉強してきました。基本かつ重要な知識を本講座で押さえることに加えて、この先どのようなことをより詳しく習得しなければならないか、道筋がみえてきましたか?

 本講座の第3回では、学習方法について助言しました。そのときに触れたテキスト(参考書)や過去問題集が書店に並び始めましたので、今回は、受験勉強に欠かせないテキストと過去問題解説集について案内します。

テキスト(参考書)

 皆さんが、間もなく手に入れ、読んで知って、理解して覚えていくために必要なテキストは、出題される内容を限りなく多く含み、網羅していることが望まれます。

 最大限の内容を盛り込んでいるのは、『新・介護福祉士養成講座』という全16巻からなるシリーズです。これは、介護福祉士資格を取得する学校(専門学校では2年間、大学では4年間)でじっくり学習するための教科書です。したがって、仕事や家庭をかけもちしながら受験に挑むことを想定している場合は、より効率的に学べるテキストを入手したいところです。

 そこでおすすめするのが、『介護福祉士国家試験受験ワークブック2018(上)』『介護福祉士国家試験受験ワークブック2018(下)』です。

 ワークブックには、これまでの筆記試験で出題された内容のうち、今後も試験で問われると思われる事項が、その他の習得すべき事項とともに箇条書きで列挙されています。重要な文言は図表にまとめ、一問一答で理解度、記憶度を確認することもできます。量が多いと感じる人もいるかもしれませんが、本講座で各科目の概要をとらえている皆さんであれば、読み込んでいくことはできるでしょう。

過去問題解説集

 本講座の第3回で「(筆記試験)当日と同じような問題に触れ、実際に解き、正解、不正解をチェックする」アウトプット学習をおすすめしました。そこで、『2018介護福祉士国家試験過去問解説集』で実践してみてはいかがでしょう。新しいカリキュラム(出題基準)の第27回から第29回まで3年分の問題を解くことができます。

 どの出版社のテキストと過去問題集にするのか、最終的には、皆さんが最寄りの書店などで確認してください。私も受験した当時、上記のワークブックを携えて、ホームヘルプサービスの仕事の合間に読み、読みながら年を越し、受験当日も往生際(おうじょうぎわ)わるく、試験会場に向かう電車の中でめくり、昼休みもめくり、最後の最後まで活用したことを思い出します。

 参考までに、お知らせです。

 2012(平成24)年6月に「経済連携協定(EPA)介護福祉士候補者に配慮した国家試験のあり方に関する検討会報告」が出され、第25回の筆記試験から、受験する外国人が日本語を理解しやすいように、次のような配慮(はいりょ)が行われています。

  • ・英語を由来とするカタカナに英語を表記する。
  • ・難しい漢字に、ふりがなを付ける。
  • ・出題する問題すべてを「正しいもの(適切なもの、最も適切なもの)」を一つ選ぶ形式に統一する。

 また、当日の問題用紙も、B5からA4サイズになっています。時代の流れでしょうか。

 次回からは、「こころとからだのしくみ」領域の、「発達と老化の理解」について学んでいきましょう。