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石橋先生の受験対策講座

石橋 亮一(いしばし りょういち)

忙しい日々の中で効率よく勉強するにはどうしたら?とお悩みのあなたに、ぴったりのガイド役となるのがこのコーナーです。介護の現場にも詳しい石橋亮一先生が受験勉強のポイントを講義します。

プロフィール石橋 亮一(いしばし りょういち)

社会福祉法人同胞互助会にて特別養護老人ホーム、在宅介護支援センターに、株式会社ベネッセコーポレーションにてホームヘルプサービスなどに従事。
現在は、地域や学校、介護サービス事業者や施設の研修講師、アドバイザー、介護認定審査会委員、東京都第三者評価員、介護サービス情報の公表制度調査員などを兼務。介護福祉士などの受験対策講座も数多く行っている。 (介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員、福祉住環境コーディネーター2級、介護予防主任運動指導員)

第2回 受験の仕組み

 こんにちは。新しい年度が始まり、いかがお過ごしですか。前回より始まった本講座。春は何かと落ち着かない状況となりますが、1年間一緒に取り組んでいただけたらうれしいです。

 今回は、受験の仕組みについて確認します。

 なお、ここでは、福祉系の高校や専門学校等(養成施設)を卒業していない方がたどる、「実務経験ルート」について紹介します。

受験資格について

(1)実務経験

 「実務経験ルート」の場合、まずは、受験資格として、介護の実務経験が必要となります。

 「社会福祉士及び介護福祉士法」の第40条第2項第2号では、“実務経験による受験”に臨むための受験資格は、「3年以上介護等の業務(従業期間1,095日以上、従事日数540日以上)に従事した者」と規定されています。

 「自分の実務経験は、受験資格を満たしているのかな?」と気になる方は、自分だけで判断せず、お勤めの事業者、施設、あるいは試験を管轄する社会福祉振興・試験センターにお問い合わせください。

(2)実務者研修

 今年度(平成28年度)から、「介護福祉士養成実務者研修」(通称・実務者研修)を受講することが必須となりました。

 実務者研修は、専門学校2年分の学習を、通学または自宅学習形式で行い、介護過程や医療的ケア(喀痰吸引・経管栄養)を通学で演習します。「技術(生活支援技術)」については、介護過程の演習(通学)の中で、実技チェックを受けます。

 実務者研修は、我流になっているかもしれない技術の基本をおさらいできる良い機会です。また、実務者研修は、受験対策講座ではありませんが、筆記試験に結びつく、詳細な学習ができます。なお、介護職員基礎研修や初任者研修、ホームヘルパー1級、2級など、お持ちの公的資格によって、学習科目が免除されます。最寄りの研修事業者にお問い合わせください。

筆記試験の内容は専門学校2年分!

 前回、介護職員には、「知識」「技術」「理念(方針)」が必要だとお伝えしました。介護福祉士国家試験は、それらを習得しているかを確かめる機会です。そのメインとなるのが筆記試験です。

 筆記試験は例年、1月下旬の日曜日に行われ(日程は、6月下旬に社会福祉振興・試験センターのウェブサイト等で発表されます)、1日で120問(次回の第29回試験では、医療的ケアの領域が追加されることにより、問題数が変更になる可能性があります)を解きます。内容は、テキスト10冊以上! 専門学校2年分の勉強量です。まさに“国家”試験ですね。

 受験には要領があり、押さえるべきポイントがあります。それらを本講座でお伝えしますので、あせらずに今から着々と備えましょう。

 次回は、筆記試験に立ち向かう、今後の学習方法をお伝えします。