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林先生の受験対策講座

林 和美 (はやし かずみ)

合格率が13.1%という超難関のケアマネ試験。この狭き門を突破するためには、ポイントを押さえた効率よい学習が不可欠です。このコーナーでは、「介護支援分野」について、その秘訣をガイドします。
※毎週火曜日更新!

プロフィール林 和美 (はやし かずみ)

国際医療福祉大学医療福祉学部准教授。
研究領域は、ケースマネジメント・高齢者福祉・地域支援ネットワーク。特養、在宅介護支援センター勤務などを経て、教育の場へ。現在は大学でソーシャルワーカー育成に尽力されています。

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第19回 「ケアマネジメント論」2回目

「知らないと選べない体験」をしてみよう

 今日は8月8日ですね。介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)本番は10月8日(日)でしたね?! そう、試験まであと2か月になったんです! 私も全力で応援していきますので、あと少しの間、あきらめずに頑張っていきましょうね。

 さて、予告通り、先週解説いたしました「指定基準」(「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」「指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準」)について、「ケアマネジメント」のプロセスと関係して、どんな形式で出題されるか、過去問題で見ていきたいと思います。

 第14回(2011(平成23)年度)は、管理者に関する問題、第15回(2012(平成24)年度)は、居宅介護支援事業者の業務内容の問題、第16回(2013(平成25)年度)は、サービス計画に関する問題、第17回(2014(平成26)年度)は、介護予防支援に関する問題、第18回(2015(平成27)年度)は、他の介護保険サービスとの関係が出題されています。

 そして第19回(2016(平成28)年度)は、居宅介護支援におけるモニタリングやアセスメントなどに関する問題が出題されています。少し趣が変わっていますので注意してみてくださいね。

 まずは一度、「腕試し」として解答してみてください。 黄色マーカー をクリックすると正解が見られますよ。ここで「知らないと選べない体験」をしていただければと思います。

「指定基準」と「ケアマネジメント」のプロセスの過去問題

第14回(2011(平成23)年度)

問題20 指定居宅介護支援事業所の管理者について正しいものはどれか。2つ選べ。

  • 1 2005年の改正により、主任介護支援専門員でなければならないこととされた。
  • 2 介護支援専門員の職務に従事することはできない。
  • 3 当該事業所の営業時間中は、常駐しなければならない。
  • 4 指定居宅介護支援事業者が配置する。
  • 5 常勤でなければならない。

 4・5 

第15回(2012(平成24)年度)

問題17 指定居宅介護支援事業者の業務について正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 1 事業所の現員では利用申込に応じきれない場合には、サービス提供を拒むことができる。
  • 2 利用者からの苦情に係る改善内容は、その都度、国民健康保険団体連合会に報告しなければならない。
  • 3 指定居宅介護支援の提供を原因とする損害賠償を行う場合には、予め地域包括支援センターの許可を得る。
  • 4 利用者の選定により通常の事業実施地域以外の地域で指定居宅介護支援を行う場合には、交通費を利用者に請求できる。
  • 5 償還払いとなる利用者には、指定居宅介護支援提供証明書を交付する。

 1・4・5 

問題18 指定居宅介護支援事業者が市町村に通知ないし報告しなければならない場合又は事項として正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 1 利用者がサービス利用に対する指示に従わず、要介護状態の程度を増進させたと認められる場合
  • 2 所属する介護支援専門員の基礎資格
  • 3 指定居宅介護支援の提供により利用者に事故が発生した場合
  • 4 居宅サービス計画に位置づけた法定代理受領サービスに関する情報を記載した文書
  • 5 居宅介護支援台帳を作成した場合

 1・3・4 

問題19 指定居宅介護支援について正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 1 サービス担当者会議において利用者の家族の個人情報を用いる場合は、その家族の同意を文書で得ておかなければならない。
  • 2 居宅サービス計画に認知症対応型通所介護を位置づける場合は、利用者の主治の医師等の意見を求めなければならない。
  • 3 居宅サービス計画に短期入所生活介護を位置づける場合は、原則として利用する日数が要介護認定有効期間のおおむね半数を超えないようにしなければならない。
  • 4 居宅サービス計画に福祉用具貸与を位置づける場合は、当該計画にそれが必要な理由を記載しなければならない。
  • 5 特定福祉用具販売の給付は、居宅サービス計画に位置づけなくてもよい。

 1・3・4 

第16回(2013(平成25)年度)

問題18 介護保険のサービス計画について正しいものはどれか。2つ選べ。

  • 1 介護予防サービス計画は、都道府県知事が指定した介護予防支援事業所が作成する。
  • 2 ケアハウス入居者は、施設サービス計画に基づく支援を受ける。
  • 3 介護予防サービス計画を作成できるのは、介護予防支援事業者に限られる。
  • 4 介護保険施設入所者の施設サービス計画は、施設の計画担当介護支援専門員が作成する。
  • 5 居宅サービス計画には、長期目標を記載する。

 4・5 

問題19 居宅サービス計画について正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 1 原案段階では、利用者及びその家族の生活に対する意向は含めない。
  • 2 訪問看護を位置付ける場合には、主治の医師等の指示が必要である。
  • 3 原案について利用者が了解した場合は、サービス担当者会議の開催は不要である。
  • 4 被保険者証に居宅サービスの種類の指定について記載がある場合でも、利用者はその変更の申請ができる。
  • 5 提供されるサービスの目標とは、利用者がサービスを受けつつ到達しようとする目標を指す。

 2・4・5 

問題20 居宅サービス計画について正しいものはどれか。2つ選べ。

  • 1 利用者が他の居宅介護支援事業者の利用を希望する場合には、過去2年分の居宅サービス計画を当該事業者へ交付しなければならない。
  • 2 介護給付対象サービス以外の公的サービス及びインフォーマルな支援を優先的に盛り込まなければならない。
  • 3 利用者からは、原案について文書による同意を得なければならない。
  • 4 居宅介護支援事業者と同一法人のサービス事業者のサービスを優先的に盛り込むことが原則である。
  • 5 提供されるサービスの目標及びその達成時期を記載した原案を作成しなければならない。

 3・5 

問題22 介護予防支援事業について正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 1 指定介護予防支援事業者は、主任介護支援専門員を置かなければならない。
  • 2 指定介護予防支援事業所には、常勤の管理者を置かなければならない。
  • 3 その委託に当たっては、地域包括支援センター運営協議会の議を経なければならない。
  • 4 指定居宅介護支援事業者に委託する件数には、上限が設定されている。
  • 5 介護予防サービス計画における課題分析には、社会参加及び対人関係を含む。

 2・3・5 

第17回(2014(平成26)年度)

問題19 介護予防サービス計画の作成に関する基準について正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 1 原案に位置付けた介護予防サービスの担当者から意見を求める。
  • 2 問題志向型で作成しなければならない。
  • 3 主治医の指示がなければ、介護予防訪問看護を位置付けることはできない。
  • 4 介護予防福祉用具貸与を継続するときは、理由を記載しなければならない。
  • 5 特定介護予防福祉用具販売を位置付けてはならない。
(注)「基準」とは、「指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準(平成18年厚生労働省令第37号)」のことである。

 1・3・4 

問題20 介護予防支援のためのサービス担当者会議に関する基準について正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 1 介護予防福祉用具貸与を利用する場合は、定期的に開催する。
  • 2 新たに介護予防サービス計画原案を作成したときは、必ず開催する。
  • 3 会議の記録は、その開催日から2年間保存しなければならない。
  • 4 利用者が要支援更新認定を受けたときは、やむを得ない場合を除き、開催する。
  • 5 利用者が要支援状態区分の変更の認定を受けたときは、やむを得ない場合を除き、開催する。
(注)「基準」とは、「指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準(平成18年厚生労働省令第37号)」のことである。

 2・4・5 

第18回(2015(平成27)年度)

問題19 介護支援専門員が指定居宅サービス事業者に対して提出を求めるものとされている個別サービス計画として正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 1 訪問介護計画
  • 2 訪問入浴介護計画
  • 3 訪問看護計画
  • 4 訪問リハビリテーション計画
  • 5 居宅療養管理指導計画
(注)「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第37号)及び「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第38号)の定める内容による。

 1・3・4 

問題20 医師が行う指定居宅療養管理指導の具体的取扱方針として正しいものはどれか。3つ選べ。

  • 1 介護認定審査会に対し、療養上の留意点に関する意見を述べる。
  • 2 居宅介護支援事業者の求めに応じ、居宅サービス計画作成に必要な情報提供を行う。
  • 3 居宅サービス計画作成に必要な情報提供は、原則として、サービス担当者会議に参加して行う。
  • 4 利用者に提供した内容を居宅介護支援事業者に報告しなければならない。
  • 5 利用者の家族に対して介護方法等の指導を行う。
(注)「指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第37号)の定める内容による。

 2・3・5 

問題22 介護予防支援事業について正しいものはどれか。2つ選べ。

  • 1 事業所の管理者は、主任介護支援専門員でなければならない。
  • 2 介護予防サービス計画は、主任介護支援専門員でなければならない。
  • 3 経験ある介護福祉士を配置しなければならない。
  • 4 業務の一部を指定居宅介護支援事業者に委託できる。
  • 5 介護予防サービス計画には、地域住民による自発的なサービスも位置付けるようと努めなければならない。
(注)「指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準」(平成18年厚生労働省令第37号)の定める内容による。

 4・5 

第19回(2016(平成28)年度)

問題19 居宅介護支援におけるモニタリングについて正しいものはどれか。2つ選べ。

  • 1 地域ケア会議に結果を提出しなければならない。
  • 2 結果の記録は、居宅介護支援完結の日から2年間保存しなければならない。
  • 3 地域包括支援センターの指示に基づいて実施しなければならない。
  • 4 月に1回以上、結果を記録しなければならない。
  • 5 課題整理総括表を用いて行わなければならない。
(注)「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第38号)の定める内容による。

 2・4 

問題22 サービス担当者会議について正しいものはどれか。2つ選べ。

  • 1 特記事項を書いた認定調査員は、出席しなければならない。
  • 2 地域包括支援センターの主任介護支援専門員は、出席しなければならない。
  • 3 利用者が要支援更新認定を受けた場合は、開催するのが原則である。
  • 4 介護予防サービス計画の原案の内容について、担当者から意見を求める。
  • 5 施設サービス計画の原案を作成するため、常に開催しなければならない。
(注1)選択肢1は「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第38号)の定める内容による。
(注2)選択肢2、3及び4は「指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準」(平成18年厚生労働省令第37号)の定める内容による。
(注3)選択肢5は「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第39号)の定める内容による。


 3・4 

問題23 居宅介護支援のアセスメントについて正しいものはどれか。2つ選べ。

  • 1 認定調査員に委託できる。
  • 2 指定市町村事務受託法人に委託できる。
  • 3 居宅サービス計画原案を示しながら行う。
  • 4 利用者の有する能力を評価する。
  • 5 利用者の置かれている環境等を評価する。
(注)「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第38号)の定める内容による。

 4・5 

問題24 居宅介護支援の開始について適切なものはどれか。3つ選べ。

  • 1 時期は、要介護認定後である。
  • 2 利用申込者の同意を得なければならない。
  • 3 あらかじめ、苦情処理の体制について説明しなければならない。
  • 4 障害者施策の相談支援専門員を介して依頼が来る場合がある。
  • 5 入院患者については、退院後でなければならない。
(注)選択肢2及び5は「指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準」(平成11年厚生省令第38号)の定める内容による。

 2・3・4 

 どうでしたか? 「知らないと正答が見つけ出せない」ものもたくさんありますね。
 近年の難題化傾向のなかで、基準の条数を超えた組み合わせが見られるようになって、より難しい問題となっています。先週お話しした「見ておくべき基準」程度は目を通しておくとよいでしょう。

 いつもは新しい問題から載せることが多いのですが、今回は気分を変えて古い問題から載せてみました。みなさんも煮詰まったらうまく気分転換をしてくださいね。また、いつも同じことをいいますが、間違えた問題やよくわからなかった問題は、『[七訂]介護支援専門員基本テキスト』『ケアマネジャー試験ワークブック2017』で確認して、確実に頭に入れておきましょう。『ケアマネジャー試験 過去問解説集2017』を活用するのもいいかもしれません。

 ここ3年間の問題についての解説は来週しますね。
 今日も勉強おつかれさまでした。