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福祉マイスターへの道 毎日更新

認知症とくすり

【Q】
  高齢者の服薬では、副作用が最大の関心事のひとつです。介護職が注意しておきたいことは?

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【A】

 確かに、高齢者、特に認知症の方に使われる、抗認知症薬やBPSDに使われる抗精神病薬、抗けいれん薬、抗うつ薬などにはさまざまな副作用が出てくる可能性があります。
 介護職として知っておくべき副作用の症状を記します。

副作用の種類副作用の症状
抗コリン作用認知の障害、せん妄、口腔内乾燥、視調節障害、便秘、尿閉、頻尿
急性の錐体外路症状固縮、運動緩慢、振戦、ジストニア、アカシジア
遅発性運動障害遅発性ジスキネジア・アカシジア
心血管系症状低血圧、頻脈、心電図変化(非特異的T波変化、QT延長)
その他尿路感染症、ふらつき、転倒、骨折、嚥下障害、誤嚥、肺炎、眠気、脱水、呼吸抑制など
 また、注意したいのは、副作用が現れる時期です。 服薬後、すぐに現れるとは限りません。効果の前に現れるもの、かなり後になって現れるものもあります。薬との関連が難しいこともあり、注意したいものです。
副作用の発現パターン  薬の種類
ほぼ同時に現れる一般の薬
副作用のほうが早く出る抗うつ薬(口渇、便秘、眠気など)
副作用がずっと後に出る抗精神病薬(遅発性ジスキネジアなど)
 上の表と、調剤薬局でもらう「薬情シート」をよく見て、副作用を早く見つけて、医師や薬剤師に伝えることが大切です。


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