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福祉マイスターへの道 毎日更新

家族となかなか連絡が取れないのですが……

【Q】
 利用者だけでは決められないことがあり、家族とも相談をしたいのですが、なかなか連絡が取れません。どうしたらいいでしょうか?

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【A】
 連絡が取れない理由はいくつかあるのでしょう。家族との時間が合わないのであれば、勤務時間外や休日出勤時なども使って、調整を行いましょう。家族との繋がりは、利用者支援においても大切ですので、なかなか会うことが難しい家族には、普段から一層連絡を密にしていくことが必要です。
 また、一度でも面識があった方が、コミュニケーションが取りやすくなります。特に経験の浅い援助職者の場合には、一度でも顔を合わせる機会をつくっておきましょう。
 しかし、どんなに連絡をしても、何の返事もくれない家族がいます。さらに、利用者に関する連絡そのものを敬遠しているような場合には、やや難しくなります。手紙や文書などを送り、もし返信がないようならば、それが家族の考えだと言えるかもしれません。
 その場合には、利用者の意向だけで決めざるを得ませんが、その経過はケース記録などに残しておきましょう。万が一、後で家族から苦情があったとき、その記録は、説明するための一つの根拠となります。
 インテーク時などの初期段階から家族に対してアセスメントを行っておき、家族状況や連絡の取り方などを把握しておくことが、賢明な方法だといえます。

出典:神山裕美・木戸宣子『対人援助・生活相談サポートブック』中央法規出版、2008年


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