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福祉マイスターへの道 毎日更新

排泄力を鍛える座位の体操(2)上肢の体操

【Q】
 排泄するための筋力を維持するために効果的な運動を教えてください。

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【A】
「両肩を耳につけるように、肩を上下する」
目的
 肩を上げる筋肉を動かし、僧帽筋の動きを広げてリラックスさせる体操です。肩こりの改善にも役立ちます。
方法
 息を大きく吸いながら、耳につけるように両肩を上げ、一気に息を吐きながら肩を下ろします。
ポイント
 肩を上げるときに、胸を少し後ろに反らすようにして僧帽筋を働かせると、より効果的です。肩を下ろすときには、「ハッ」と大きく息を吐き、肩をストンと下ろすようにすると筋肉がリラックスします。

「両手を組んで前、上、後に回す」
目的
 肩・肘・手・指の関節を柔らかく保ち、肩の周辺や胸の筋肉を伸ばす体操です。関節が拘縮したり痛みがあると、手すりにつかまる、台に肘や手をついて身体を支えるといった動作のすべてが困難になります。まひ側の手を組んで持ち上げることで、健側の筋力強化にもなります。
方法
 (1)両手の指を組んで、手のひらを胸につけます
 (2)指を組んだまま腕を伸ばし、頭の上まで上げます
 (3)指を組んだまま頭の上に下ろし、そのまま頭をなでるように後ろに回します
 (4)肘を開いて胸を張ります(反らす)
 (5)指を組んだまま、再び頭の上に伸ばし、ゆっくりと元の姿勢に戻ります
ポイント
 (1)猫背だと肩甲骨の動きが悪くなるので、背筋を伸ばして行います
 (2)肩関節に無理をかけないように指をしっかり組み、手のひらが常に頭のほうを向くように動かします

出典:上野文規+下山名月監『介護を変えるDVDブック 新しい排泄介護の技術』中央法規出版、2009年


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