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福祉マイスターへの道 毎日更新

利用者家族への対応

【Q】
職員に食べきれないほどのお菓子を持参してくれる家族がいます。規則でもらうことはできないのですが、どうにも断りきれずに…。

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【A】
 手土産を持っていったからといって「ケアが変わることはない」ことを伝えることが大切です。
 施設に「お菓子」などのお土産を持ってきてくれる方には悪気はありません。しかし、「個人的なもらい物は禁止」されている施設が大半だと思います。そんな方への断り方も難しい問題です。
 ここで一番避けたいことは「ユニットで、個人的にもらってしまうこと」です。しかし、もらわざるをえないこともあります。そのときの対応としては、「○○さんからお菓子をいただきましたよ~! では、皆でいただきましょう!」と他の職員やお年寄りを巻き込んでしまうことです。そうすれば、ご家族にもカドがたちませんし、そのうち「持ってきても、しょうがないか」という気持ちになるでしょう。
 もう1つの方法は、最初はいただいて、「次回からは受付で、施設長に渡してくださいませんか?」という対応をします。すると、受付の人への説明、施設長への説明と、段階を多く踏むので、そのうち持ってこなくなるでしょう。それでもなお、好意で持ってきてくださる場合は、家族会などの公の場で、「手土産をお断りせざるをえない職員の心中も察してください」と説明すれば、理解をしてくれるでしょう。

出典:介護専門職の総合情報誌『おはよう21』2005年6月号、中央法規出版


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