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面接でのアセスメントのしかた(3)

【Q】
 面接を通じて利用者のことを深く理解したいと思うのですが、うまく質問することができません。面接でのアセスメントのしかたについてヒントを教えてください。

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【A】
 対人援助職者にとって「質問をする力(質問力)」を身につけることは、仕事の質を高めていく上で欠かすことができない要素です。
 今回は「家族歴」について考えていきます。

(1)「2つの家族」をきく
 アセスメントでは、誰もが持つ「(生まれ)育った家族」と、婚姻により築く「育てた家族」の両方について把握することが大切です。
・「育った家族」を質問する
 例「○○さんにとって明治生まれのお父さんは、どれくらいこわい存在でしたか?」(父親)
 例「ごきょうだいは何人ですか? みなさんはいまもご健在ですか? どのごきょうだいと一番仲が良かったのですか?」(兄弟姉妹)
・「育てた家族」を質問する
 例「当時はどのような結婚式だったのですか?」(結婚式)
 例「子どものしつけでとくに苦労されたことはどのようなことですか?」(子育て)
・「親族・親戚」「もうひとつの家族」を質問する
 例「おじさんたちの思い出の中で、今も忘れられないのはどの方ですか?」(伯父・叔父)

(2)家族・親族内の「位置」をきく
・「兄妹姉妹」間の位置を質問する
 例「○○さんのお立場でどのようなご苦労がありましたか?」
・「親族関係」等の位置を質問する
 例「○○式でいつも挨拶に立たれる方はどなたでしたか?」

出典:高室成幸著『ケアマネジャーの質問力』中央法規出版、2009年


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