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福祉マイスターへの道 毎日更新

実習マネジメント力とは

【Q】
 特養で生活相談員をしていますが、このたび社会福祉士実習生の指導を担当することになりました。研究会では、実習指導者には4つの能力が必要と聞きましたが、そのうちの実習マネジメント力とはどのようなことをいうのでしょうか。

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【A】
 実習指導者の個人技のみで実習を展開するのは、非常に困難です。実習受け入れ施設・機関全体が実習生を受け止め、実習指導の体制をつくる必要があります。この作業を実習マネジメントと言い、実習指導者はこの能力を身につけなくてはなりません。これには、施設・機関内で行う側面と、施設・機関外で行う側面とがあります。
◎施設・機関内のマネジメント
 まず、現場には、実習生を受け入れ実践者を育成する責任があることを職場全体が認識することが必要です。その共有を前提に、実習の受け入れと指導にからむさまざまな事務手続き、職種間の連携・役割分担、利用者と家族への周知と協力依頼、各種文書・記録の開示方針の策定、実習生の居場所設定、スーパービジョン時間の確保、実習に必要なミーティングの設定、費用の精算等、多様な活動をマネジメントする必要があります。
◎施設・機関外のマネジメント
 養成校とは、契約書を含む多くの文書のやり取りのほかに、実習担当教員や実習生を含んだ対人的な関係も多くあることから、養成校とのマネジメントがもっとも基本的で重要なものとなります。その他、実習生の他施設・他機関の見学依頼、地域を対象にした実習のための連絡・調整等、多様な活動が要求されます。
 以上のようなマネジメントは非常に多岐の分野にわたりますが、これらが実習の成果を左右することになります。

(出典:社団法人日本社会福祉士会=編集『社会福祉士実習指導者テキスト』中央法規出版、2008年)


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