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ケアプランの作成(1)―利用者及び家族の生活に対する意向

【Q】
 ケアプランの作成で、それぞれの欄になにをどのように書けばいいのか悩んでいます。どのように書くかのアドバイスをお願いします。

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【A】
 まず、第1表の「利用者及び家族の生活に対する意向」から説明します。
 ケアマネジメントは基本的には対象者や家族の意向に沿って進められるものです。ですから、まず初めにそれぞれの意向を確認します。記載の方法は、対象者と家族をそれぞれ分けて記載します。実際には対象者の意向と家族の意向が同じ場合もありますし、違う場合もあります。いずれの場合にも、それぞれの意向として分けて記入する必要があります。そして、なるべく、本人たちの表現した通りに記載します。
 援助者が要約したり、解説したりすると意向の趣旨が変わってしまう恐れがあるため、口述的な表現でもかまわないので、そのまま記載するようにしましょう。
 また、意向が対立している場合には、とりあえずそのまま記載してもかまいませんが、その後において援助者は家族間の調整を行っていく必要があるでしょう。
 いずれにしても、この意向に向けて私たち援助者側はサービスを提供していくことになりますので、具体的な「望む暮らし」が描けるような記載が求められます。ケアプランの内容に将来に向けてのふくらみを持たせられるか、しぼんでしまうかは、この部分の捉え方で決まってしまうといえるでしょう。

出典:能本 守康著『改訂 初めて学ぶケアマネジメントテキスト』中央法規出版、2009年


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