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福祉マイスターへの道 毎日更新

LDの子どもは運動も苦手なのですか?

【Q】
 LDの子どもは、運動面でも遅れが見られ、不器用だというのは本当でしょうか?

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【A】
 LDはその定義にもあるように、聞く、話す、読む、書く、計算する、推論するといった学力を中核とした学習の習得の困難をいいます。しかし、何らかの発達障害がある子どもは運動面での発達の問題を重複することも決してめずらしいことではありません。
 LDのような軽度の発達障害の場合は、運動面の遅れを持つものもいればそうでないものも大勢います。LDでもオリンピックで金メダルを取った有名な選手が何人もいます。
 このように、必ずしもLD=不器用ではないのです。
 ただ、手先などの細かい運動や、身体全体を使う運動などのどこかに困難があると、仲間と一緒に遊んだり、ゲームをしたり、はさみを使うといった手作業などでも遅れをとったり、うまくできないものです。場合によってはじゃんけんもスムーズにできない子どももいます。
 その結果、集団のなかで何かすることに自信を失ったり、物怖じしたり、友だちよりも大人に関心を向けがちになったり、一人で何かをするのが好きになるといったこともあります。
 「がんばってみんなと一緒にやりなさい」と言うだけではなく、周囲がこうした行動特性を理解し、適切な言葉かけや支援をすることが大切です。
 


出典:山口薫 編著 『Q&Aと事例で読む親と教師のためのLD相談室』 中央法規出版、2003年


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