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福祉マイスターへの道 毎日更新

アスペルガーって何ですか?

【Q】
 自閉症のアスペルガータイプという診断を受けました。アスペルガー症候群という名前もよく耳にします。どういうものなのか教えてください。 

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【A】
 最近よく耳にするアスペルガー症候群は、知的発達の遅れを伴わず、かつ、自閉症の特徴のうち、言葉の発達の遅れを伴わないものに対してつけられる医学用語です。
 自閉症は、(1)人への反応やかかわりの乏しさ、社会関係形成の困難さ、(2)言語発達の著しい遅れ、(3)行動のレパートリーの狭さや特定のものや所作に対する強いこだわりといった臨床症状を特長とする発達障害です。
 アスペルガー症候群とほとんど同じ意味で使われる用語として、高機能自閉症、高機能広汎性発達障害などがあります。
 平成14年に文部科学省は高機能自閉症を次のように定義しています。
 高機能自閉症:「高機能自閉症とは、3歳位までに現れ、他人との社会的関係の形成の困難さ、言葉の発達の遅れ、興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害である自閉症のうち、知的発達の遅れを伴わないものをいう。また、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される」。 
 また、「広汎性発達障害」はICD-10やDSM-IVの分類による呼び方で、広義の自閉症と同じ意味です。アスペルガー症候群も高機能自閉症も広汎性発達障害に含まれます。なお分類上、ICD-10の自閉症とDSM-IVの自閉性障害とは、ほぼ同じ意味で使われます。


出典:山口薫 編著 『Q&Aと事例で読む親と教師のためのLD相談室』 中央法規出版、2003年

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