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福祉マイスターへの道 毎日更新

LDって何ですか?

【Q】
 小学校など教育現場では、LDという言葉がよく使われるようになっています。LDについて教えてください。

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【A】
 LD(学習障害)とは、知的発達に明らかな遅れはないのに、学習面で特徴のあるつまずきや習得の困難をかかえがちな子どもに対して用いられる教育用語です。知的発達の全般的な遅れよりも、部分的な遅れやかたよりから、学習の一部に不利な状況をもたらすとされます。
 平成11年に文部科学省は次のように定義しています。
LD:「学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する又は推論する能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を示す様々な状態を示すものである。学習障害は、その原因として、中枢神経系に何らかの機能障害があると推定されるが、視覚障害、聴覚障害、知的障害、情緒障害などの障害や、環境的な要因が直接的な原因となるものではない。」
 この定義には直接触れられていませんが、定義の解説にあたっては、社会性の困難や他動などの行動上の困難が、LDに重複する可能性の高いことが指摘されており、指導にあたっては留意するように述べられています。
 LD児は通常の学級のなかで、学力面でさまざまな困難をもつだけでなく、行動面や適応面でも困難を重複しやすく、いじめや不登校といった問題をかかえる子どもも少なくありません。学校教育においてもこうした軽度の発達障害に対する理解とその子どもにあった適切な支援が必要なのです。


出典:山口薫 編著 『Q&Aと事例で読む親と教師のためのLD相談室』 中央法規出版、2003年

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