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福祉マイスターへの道 毎日更新

ADHDって何ですか?

【Q】
 ADHDという言葉もかなり耳にするようになりました。ADHDについて教えてください。

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【A】
 平成12年に文部科学省はADHDを次のように定義しています。
ADHD:「ADHDとは、年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすものである。また、7歳以前に現れ、その状態が継続し、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。」
 ADHDは、「不注意」「多動性」「衝動性」を特徴とする行動の発達障害で、不注意が目立つタイプと、多動性・衝動性が目立つタイプ、両方のタイプが混合するものとに大別されます。
 ADHDの子どもが教室でよく示す行動としては、席にじっと座っていない、話の途中で口を挟む、教室での課題をやり終えない、ケアレスミスをする、作業が雑、宿題をやらないといったことがあります。また、言葉での支持に従えない、気が散りやすくフラストレーションを感じやすい、状況に過度の反応をする、日常的な行動パターンが確立しにくい、教室内の決まった活動の変化に適応できない、ソーシャル・スキルが弱いといったことが挙げられます。
 ADHD(注意欠陥多動性障害)は、LDと重複しやすいことから、わが国でも同時に対策が考えられています。
 ADHDの子どもの理解で大切なことは、①LDを重複しやすいだけでなく、LDでなくても一般に学習の困難をもちやすい、②他動などの行動の改善にあたっては行動修正と呼ばれる心理学的な指導法が有効である、③行動の問題を緩和し学習状態を改善するために投薬が有効な場合があるということを知っておくべきでしょう。
 


出典:山口薫 編著 『Q&Aと事例で読む親と教師のためのLD相談室』 中央法規出版、2003年


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