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福祉マイスターへの道 毎日更新

統計処理の目的

【Q】
 集めたデータを処理する「統計処理」とはどのような目的があるのでしょうか?

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【A】
 統計処理の目的は、情報の集約にあります。
 たとえば、ある集団に属する男性の平均身長が180cmだったとしましょう。この集団は、私たち日本人男性の平均身長よりも大きいと感じます。そこで、この集団はもしかしたら日本人よりも身長の高い外国人男性の集団だと想像するかもしれませんし、あるいは、何かのスポーツ選手の集団ではないかと想像するかもしれません。
 このように、「平均値」という集団の代表値と呼ばれる統計指標によって、私たちは、その集団が通常の日本人男性の集団よりも背が高いこと、だからその集団は通常の日本人男性の集団ではなく、別の特徴を持つ集団ではないかと想像できることを認識します。つまり、その集団のもつ何らかの特徴が、平均身長という特性値に集約されていることに気づきます。
 数量的に与えられた情報を、四則演算(+-×÷)を用いてさまざまな形態に変換することで、その情報に潜む集団の特徴や集団内の個人の特徴を知り、集団と集団の比較などが可能になります。


出典:佐藤眞一 編『すぐに役立つ事例のまとめ方と発表のポイント』中央法規出版、2006年

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