ページの先頭です。

ホーム >> 福祉専門職サポーターズ >> 毎日更新 福祉マイスターへの道
福祉マイスターへの道 毎日更新

認知症の人へのレクリエーションとは?

【Q】
 認知症の人は、レクリエーションに参加してもらおうと考えても、なかなか参加目的を理解してもらうことが難しく、悩んでいます。

続きを読む

【A】
 目的をはっきりさせよう

 認知症の中心となる症状は、記銘力・注意分割力・計画力の低下です。認知症の方に対するレクリエーションでは、
(1)機能低下を予防・改善することを目的とする
(2)機能低下がすすんでいることを前提とする
 という2つの視点のどちらで提供するかによって、内容が変わります。
 (1)の場合は、これらの機能を刺激するプログラムとなり、(2)の場合は、これらの機能に過負荷とならないプログラムとなります。両者とも「ルールを簡単にする」「工程を分担して行う」「一度にたくさんのことを同時に行わない」などが基本となります。その利用者が昔行っていた生活行動などの手続き記憶、いわゆる「身体で覚えたこと」は保持されることが多いので、こうした活動を活用するのもよいでしょう。
 調理などは、昔ながらの活動で注意分割機能や計画力が必要とされる活動です。すべての工程をこなすことが難しければ、切る、混ぜる、あえるなど、工程の一部分を担当してもらいます。集団プログラムなどでも、何をどうすればいいのかが明確なルールとなるようにします。投げる・打つなどは比較的理解しやすい行為です。


出典:妹尾弘幸 著『一人ひとりが輝く レクリエーション・プログラム』中央法規出版、2007年

ページトップへ
文字の拡大
災害情報
おすすめコンテンツ
福祉資格受験サポーターズ 3福祉士・ケアマネジャー 受験対策講座・今日の一問一答 実施中
福祉専門職サポーターズ 和田行男の「婆さんとともに」
家庭介護サポーターズ 野田明宏の「俺流オトコの介護」
アクティブシニアサポーターズ 立川談慶の「談論慶発」
アクティブシニアサポーターズ 金哲彦の「50代からのジョギング入門」
誰でもできるらくらく相続シミュレーション
e-books